私はいつでもそばにいる【僕のヒーローアカデミア】 (ページ14)

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約束ページ14

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A｢＿＿というわけで、この事は内密にお願いします｣

ミッド｢もちろん!!元ヒーローが生徒として…!!青くていい!!｣

ブラド｢確かにブランク治すための期間ってのはわかるけどよ、その姿はどうしたんだよ?まさか若作りだけでそこまで…!?｣

ブラドは最近の技術すげえ……と驚いた顔をしている

A｢えっとこの姿は……6年前私が最後に戦った敵(ヴィラン)の個性にやられてね、しばらく戻らないんだって。
それより若作りって何ですか?私まだまだ若いんですけど!!｣

怒るAをマイクが｢どうどう｣と抑える

＿＿＿

A｢にしても皆アッサリ過ぎない?もっと質問攻めかと思ってたよ｣
相澤｢俺だって最初は理解できなかったよ。なんで高校生やり直すことになったんだか｣

A｢それが一番効率よくてね…｣

相澤｢俺は1-Aを担当することになってる｣
A｢え!じゃあ私相澤のクラスかもね!!それは楽しみだ｣

2人は雄英を出た帰り道を共に歩いた

A｢あ、そうだ!相澤覚えてる?6年前の約束｣
相澤｢ああ、覚えてる｣

A｢流石だね。じゃあ中華!!｣

相澤｢いつも行ってた所な｣

＿＿＿

A『はぁ…これで私が先に50勝、次会った時奢りね!』
相澤『クソ…わかったよ、約束だ』

昔から相澤とAは会う度に手合わせをしていた。
手合わせが終わるといつもAは笑いながら指で上を指す

その光景は2人とも記憶に染み付いている

＿＿＿

A｢〜〜♪｣

相澤｢なぁ｣

A｢ん〜?｣

相澤｢A｣

名前を呼ばれ振り向く

A｢どうしたの……っ!｣

相澤はAを抱きしめた

背の小さいAは身動きも取れず、話に耳を傾ける

相澤｢お前が怪我をして、目を覚ますかどうか分からないって言われた時…また、失うんじゃないかって思った｣

A｢……｣

相澤｢だけど目を覚ました時、あまりにもお前はいつも通りで……安心したと同時に怖くなった
また繰り返すんじゃないかって｣

相澤｢もう二度と誰かを失うのは見たくない。俺も、山田も…だから約束しろ｣

A｢約束?｣

相澤｢二度と俺達の前から勝手に消えたりしないって｣

A｢………なんか、重い彼氏みたいだね!!｣
ふざけたように笑って相澤から離れる

相澤はその言葉に顔を少し歪めた

A｢約束するよ、私はもう勝手にいなくなったりしない｣

笑いながら相澤に言う

そんな彼女の目には少し水が溜まっていた