page207: デンキのカンチガイ ページ8
「鬼灯、おっはよー！」
翌朝、下に降りるとどこか上機嫌な
上鳴くんが私に駆け寄ってきた。
「おはよう。」
「なぁなぁ、昨日聞いた？！」
「ん…？」
「その話はしてねぇよ。」
首をかしげると、丁度、一階に降りて
きたらしいかっちゃんが私の後ろから言った。
…少し、緊張だ。
なんたって、昨日の今日だから……
「っ、え〜！なんでさ！ナイスタイミングだったのに！」
「えっと…なんのこと？」
「花火大会！爆豪と鬼灯に俺らと一緒来てほしいんだよ！」
かっちゃんに私を誘うように頼んでた
ってことね。
じゃあ、一緒にいた瀬呂くんと
切島くんは行くってことなのかな。
「爆豪は来てくれるからさ！」
「えっ、そうなの？」
「まあ、色々だよ。つか、てめぇ、自分で誘えるなら最初っからそうしろよ。」
先程の私の緊張を他所に、いつも通り
普通に会話するかっちゃん。
そんなかっちゃんに内心ほっとしつつ
上鳴くんの言葉に耳を傾ける。
「いや、だってさ。鬼灯だって、俺とかから誘われるより、爆豪に誘われた方が嬉しいだろ？」
「なんで？」
「お前ら、付き合ってんだろ？」
「え？！」「はぁ？！」
上鳴くんが小声でそう言った瞬間
私とかっちゃんが同時に叫ぶ。
「ちげーわ！」
「はっ？え？だって夜、女子が男子の部屋にくるとか、そういうことっしょ？」
……！
冷静に考えるとそうだ。
あの時は何も考えてなかったけど、
側から見て、夜に男子の部屋に行くって…
「確かに…私、ちょっとこれから行動に気をつける。ありがとう上鳴くん、気付かせてくれて。」
「お、おぉ。まじで何も考えてなかったのね。でもまあそういうことじゃねーなら、俺からも誘いやすいわ！」
もし付き合ってたら、2人の邪魔しちゃ
悪いなーとか俺も思い始めてた訳よ！
と上鳴くんが言う。
「それで、その花火大会っていつなの？」
「今週の土曜！」
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ソンア(プロフ) - ミキさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、、拙い文章ですが楽しんで頂けて、とーーっても嬉しいです！頑張ります、ありがとうございます！ (2019年12月20日 23時) (
レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 題名に誘われて読んでみるととても読みやすくおもしろくって一気に読んでしまいました！続き、楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年12月16日 18時) (レス) id: a6225d779a (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - りかさま- 嬉しいお言葉、ありがとうございます！頑張って更新します^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - ヒマナッツさま- うわぁあ！一気に読んでくださったのですか！嬉しいです、ありがとうございますTT 私は、相澤先生推しです(笑)でも、荼毘くん、弔くんも好きですね…女子キャラも好きなので、トガちゃんと耳郎ちゃんも好きです^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - レオンさま- コメントありがとうございます！私も書きながら、切ない気持ちでいっぱいです。みんなが報われますように…と思いながら… (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソンア | 作成日時：2019年6月10日 21時
