page248: 未練と覚悟 ページ50
それから2週間が過ぎた今現在。
「もちろん未練は、ありますよ。と言っても、未練というか…今頃何してるのかな、とか」
そういうのはやっぱり、自然と考えてしまう。
「けどだからって、戻るかと言われれば違って。ここに残る覚悟は初めからあるんです。」
私は今まで、夢の中の少年をずっと
探してきたんだ。
その少年に、繋がる…かも知れない人が
いるところから離れる選択肢なんてある訳がない。
「私は自分の目的の為に、ここに残ります。」
そう言うと荼毘さんは「生意気。」
とだけ言って、先に歩き始めた。
---
「…あれ？2人だけ？」
荼毘さんと一緒にアジトに戻ると、
マグネさんとトガちゃんだけがいた。
「今日は弔くんも黒霧さんも朝までもどってこないのです！」
「だから私たち2人がAちゃんの見張り役よっ」
「荼毘、あなたも朝まで一緒にいる？」と
続けたマグネさん。意味深……
「いる訳ないだろ。帰る。…おいトガ、お前また俺に借金増えたからな。」
そう、私と荼毘さんの買い物は
トガちゃんに頼まれたお菓子などなど。
「えー、たかが数百円じゃないですか。ケチですねぇ。それじゃモテませんよ」
「黙れ。それを何回やってると思ってんだお前は。絶対、返させるからな。」
荼毘さんは、袋をトガちゃんに
手渡すとアジトを後にした。
「…と言いつつ、毎回買ってきてくれるのデス。」
「そういうとこが素敵ねぇ、荼毘は。いい男だわ、ほんと…」
「ケチなので絶対、モテませんよ。」
「Sっぽくていいじゃない。あんなイケメンでS…攻められたらもう…」
ため息混じりで言うマグネさん。
「ねぇ、Aちゃんは荼毘のことどう思う？イケメンだと思わない？」
「整ってるとは思いますよ」
荼毘さんってよく見ると、目の色が同じだからか
轟くんの顔がチラつく時があるんだよなぁ…
轟くんは、クラスでイケメンって言われてたから
そういう訳でいえば荼毘さんもイケメンなんだろう。
「Aちゃんってどういう男が好きなの？」
マグネさんのテンションがあからさまに上がる。
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ソンア(プロフ) - ミキさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、、拙い文章ですが楽しんで頂けて、とーーっても嬉しいです！頑張ります、ありがとうございます！ (2019年12月20日 23時) (
レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 題名に誘われて読んでみるととても読みやすくおもしろくって一気に読んでしまいました！続き、楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年12月16日 18時) (レス) id: a6225d779a (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - りかさま- 嬉しいお言葉、ありがとうございます！頑張って更新します^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - ヒマナッツさま- うわぁあ！一気に読んでくださったのですか！嬉しいです、ありがとうございますTT 私は、相澤先生推しです(笑)でも、荼毘くん、弔くんも好きですね…女子キャラも好きなので、トガちゃんと耳郎ちゃんも好きです^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - レオンさま- コメントありがとうございます！私も書きながら、切ない気持ちでいっぱいです。みんなが報われますように…と思いながら… (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソンア | 作成日時：2019年6月10日 21時
