page224: 通過者たち ページ25
"通過者は控え室に戻ってください。"
4人からボールを奪い、全員を退場にすると
私がつけているターゲットから声が聞こえた。
"あなたから見て…えー、左に真っ直ぐ。途中、他の生徒の戦闘の手助けや妨害はやめてくださいね"
ふぅ…
先生とMs.ジョークがいるのを見て、
思わずムキになってしまった。
あの炎…直撃してたら大事になってた。
「はぁああ…」
情けない。
「鬼灯、もういたんだな。」
…轟くん！
そんな、モヤモヤとした気持ちで、
しばらく控え室で待っていると
後ろから轟くんの声がした。
「轟くん、早いね！」
まだ10人も集まってないくらいだ。
「俺より早かった人に言われても釈然としねぇ…鬼灯、一抜けか？」
「うん、」
本気で悔しそうな轟くん。
轟くん、負けず嫌いなんだよなあ。
「俺らがみんなから離れた後、どうなったんだ？地震みたいなの…」
「あの、最初に私たちに話しかけてきた人、覚えてる？傑物学園の…」
あぁ、あの爽やかな人か。と轟くんが言う。
「あの人の個性、振動なのかな。それで大振動を起こして、地面が歪んでみんなバラバラになっちゃって。」
「鬼灯は1人になったってことか」
「うん、みんなと合流も考えたけど、氷の炎を使うってなると私も単独行動の方がよかったから。」
それに、大炎上させちゃったし…
「そうか。みんながどういう状況か、こっからでもわかんねぇから、心配だな。」
「テメェが俺の心配なんぞ100年早ぇーわ！」
「お。爆豪。」
と、切島くんと上鳴くん。
「通過したんだね、よかった」
「ったりめーだろ！」
「まあ、上鳴がいなかったらやばかったけどなー！」
切島くんの言葉に、かっちゃんが
「んなもん俺だけで大丈夫だったわ！」
と、やはり噛み付く。
「3人は、誰と戦ったの？」
「士傑の目が細い…」
そんなことを話しているうちに
1人、また1人と雄英生が集まり
無事に全員が通過した。
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ソンア(プロフ) - ミキさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、、拙い文章ですが楽しんで頂けて、とーーっても嬉しいです！頑張ります、ありがとうございます！ (2019年12月20日 23時) (
レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 題名に誘われて読んでみるととても読みやすくおもしろくって一気に読んでしまいました！続き、楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年12月16日 18時) (レス) id: a6225d779a (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - りかさま- 嬉しいお言葉、ありがとうございます！頑張って更新します^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - ヒマナッツさま- うわぁあ！一気に読んでくださったのですか！嬉しいです、ありがとうございますTT 私は、相澤先生推しです(笑)でも、荼毘くん、弔くんも好きですね…女子キャラも好きなので、トガちゃんと耳郎ちゃんも好きです^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - レオンさま- コメントありがとうございます！私も書きながら、切ない気持ちでいっぱいです。みんなが報われますように…と思いながら… (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソンア | 作成日時：2019年6月10日 21時
