page223: 勝負は一瞬で ページ24
岩陰に隠れる鬼灯。
相手は鬼灯に気付いているのか
いないのかはわからないが。
兎にも角にも、鬼灯の周りに
男子生徒の姿が4人も見受けられる。
「女子1と男子4はさすがに分が悪いね。これは逃げて、仲間と合流するのが一番だと思うけど…って、え？！！あの子、普通に出たけど！！」
鬼灯が岩陰から開けた場所に出た。
まるで、自分に相手を引きつけるように。
「っ…」
予想通り、4人が鬼灯に飛びかかった瞬間
一瞬だけ鬼灯がこちらに目を向けた気がした。
「え！なんだよあれ！体育祭の時見なかったぞ私？！」
鬼灯はすぐに視線をそらすと、
大きな青白い炎を個性で作った。
凍らせる炎だ、、
その炎が消える頃にはもう勝負は
ついていて、鬼灯の周りには凍って
動けなくなった4人が転がっていた。
「…あれ、なにイレイザー」
「凍らせる炎だ。あの炎に当たれば一瞬で皮膚が凍る。」
氷ではないから、轟ほどの拘束力はないが
その一瞬の隙をついて別の行動が出来る
素早さが鬼灯にはあるから充分だ。
「凍らせる炎？！なんだそれ、すごっ！熱いと思ったら冷たいって、攻撃された方は頭おかしくなりそーだな！！」
にしても、あの炎の大きさ…
あんなに大きなのは危険過ぎる。
鬼灯もそれを知っているはずなのに。
なんで、あんなことしたんだ…？
放課後聞いてみる……ってそうか。
放課後の訓練は、もうなくなったんだ。
「どうしたイレイザー？自分とこの生徒が一抜けしたってのに浮かない顔だな。」
いや、でも担任なんだから別に
指導として聞くことは不自然じゃないよな。
「…、」
「無視かっ！うける！！！！」
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ソンア(プロフ) - ミキさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、、拙い文章ですが楽しんで頂けて、とーーっても嬉しいです！頑張ります、ありがとうございます！ (2019年12月20日 23時) (
レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 題名に誘われて読んでみるととても読みやすくおもしろくって一気に読んでしまいました！続き、楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年12月16日 18時) (レス) id: a6225d779a (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - りかさま- 嬉しいお言葉、ありがとうございます！頑張って更新します^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - ヒマナッツさま- うわぁあ！一気に読んでくださったのですか！嬉しいです、ありがとうございますTT 私は、相澤先生推しです(笑)でも、荼毘くん、弔くんも好きですね…女子キャラも好きなので、トガちゃんと耳郎ちゃんも好きです^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - レオンさま- コメントありがとうございます！私も書きながら、切ない気持ちでいっぱいです。みんなが報われますように…と思いながら… (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソンア | 作成日時：2019年6月10日 21時
