page220: 複雑 ページ21
「うわ〜 多いねぇ…」
会場に着き、バスから降りると
お茶子ちゃんが周りを見回して言った。
「例年、半分しか受からんのやっけ？いや、もっと少なかったっけ？ドキドキするわ…」
「それに、周りはみんな二年生なのよね。」
「梅雨ちゃん！それもっと緊張しちゃうから言わんといてっ」
そんなことを話しているとどこからか
「イレイザー！！」と女の人の声がした。
声に反応してそちらを見ると、
そこにはいつも笑顔で元気いっぱいの
ヒーロー、ジョークが。
「イレイザー！結婚しようぜ！！」
…？！
え…？
出会い頭、一発目のまさかの発言に
三奈ちゃんが嬉しそうに反応する。
「お二人はそういう関係なんですかっ？！」
「んな訳ねぇだろ。事務所が昔近かっただけだ。」
「それでよく、チームアップを組んでてさ！何度も顔を合わせるうちに…」
「変なこと言うな。」
「冗談だよイレイザー、相変わらずいじりがいがあるなぁ！！」
アハハッと笑いながら相澤先生の
肩をバシバシと叩くMs.ジョーク。
…はぁ、嫌だ。
諦めるって決めて告白したのに、
冗談かって安心してる自分がいる。
さらには、Ms.ジョークがなんだか
苦手だなとまで思っちゃって。
うん、もう見ないでおこう。
「わぁ、雄英だね！体育祭みたよ！君すごかったね！あの個性なに？！」
先生たちに背を向けた時。
どこかの生徒が、近くにいた出久の
手を握り、話しかけているのが見えた。
…これは、傑物学園の制服だ。
確か、Ms.ジョークの受け持ち。
「君は爆豪くんだね！あの個性かっこいいなあ！そして君は鬼灯さん！2人の戦いは凄かった！けど、君、どうしてあの時は攻撃をやめたのかな？」
「あ…えと…」
なんだ、この人…？
「まあ、それも今日わかるかな？1年で仮免受けるほどだからね！今日は君たちの胸を借りるつもりで頑張るよ！」
「…A、行くぞ。」
かっちゃんは差し出されたその手を振り払い
傑物学園の生徒たちに背を向けた。
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ソンア(プロフ) - ミキさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、、拙い文章ですが楽しんで頂けて、とーーっても嬉しいです！頑張ります、ありがとうございます！ (2019年12月20日 23時) (
レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 題名に誘われて読んでみるととても読みやすくおもしろくって一気に読んでしまいました！続き、楽しみにしています。頑張ってください！！ (2019年12月16日 18時) (レス) id: a6225d779a (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - りかさま- 嬉しいお言葉、ありがとうございます！頑張って更新します^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - ヒマナッツさま- うわぁあ！一気に読んでくださったのですか！嬉しいです、ありがとうございますTT 私は、相澤先生推しです(笑)でも、荼毘くん、弔くんも好きですね…女子キャラも好きなので、トガちゃんと耳郎ちゃんも好きです^^ (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
ソンア(プロフ) - レオンさま- コメントありがとうございます！私も書きながら、切ない気持ちでいっぱいです。みんなが報われますように…と思いながら… (2019年8月20日 3時) (レス) id: a90c488cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソンア | 作成日時：2019年6月10日 21時
