隣の部署の中間さん【黄】 (ページ6)

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赤「なあなあ！決起会しよや！」

1週間ほど経った頃、重岡さんから発された言葉。
それに同調する形で桐山先輩が声をあげる。

橙「ええなあ！しばらくこのメンバーでやるわけやし、親睦会も兼ねて！」
桃「いいっすね！今日金曜日だし！パーっといきましょ！」
赤「中間部長！ゴチです！！」
黄「なんでやねん」

ツッコミながらも、「まあ確かにやっとくか」と納得する中間さん。

桃「Aも行くやんな！？」
『え、あ、うん…いてもいいなら』

そう私が答えると、

黄「おってええに決まっとるやん！チームなんやから」

と中間さんに笑われた。

赤「神ちゃんは俺が連れてくるから、決まりやな！」
橙「神山に拒否権ないんかい」
赤「ない！」
桃「俺、いい店知ってるんで予約します！」
黄「ほな小瀧頼むわ」

こうしてこのチームの決起会兼親睦会の開催が決まった。

カンパーイ！

小瀧くんが予約してくれた店は、こじんまりとした和食料理屋で
私たち5人は個室に案内された。

橙「にしても小瀧ええとこ知っとるな！」
桃「へへっ、ここの店長と知り合いなんです！」

メニューを見ながら、適当に頼んじゃっていいですか？と聞く小瀧くん。
気利くな、こういう人が好かれるんだろうなぁ…。

「望いらっしゃい、みなさん今日はありがとうございますぅ」
桃「あ！濱ちゃん！」

小瀧くんに呼ばれた、お通しを持って現れた男性。

紫「ここの店長やってます、濵田崇裕です！
　いつも望がお世話になってますぅ」
黄「初めまして、中間淳太と言います。
　小瀧くんとは今回仕事でご一緒させていただいてまして…」

中間部長がそういうと、濵田さんが

紫「おお！例の部長さんですか！
　いやあ望からいつも話は聞いています！
　めちゃめちゃ仕事できる人やって！」
桃「ちょ、濱ちゃんやめてや！！」

かなり恥ずかしい暴露をされてしまった小瀧くんは、
顔を真っ赤にしながら、「もうオーダーするから！！」と
濱田さんを個室の外へ連れ出した。

黄「俺が1番恥ずかしいんやけど」
橙「よかったなぁ淳太くん！」
赤「あとで詳しくきこーや！！」

そう盛り上がってる3人をよそに、重岡さんの横に座っている神山さん。
その姿はあまりにも静かで、あまり乗り気じゃなかったのかな…？

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