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遠くで授業開始の予鈴が聞こえる。
あぁ、授業が始まってしまう。
「…僕は、ヒーローになる気はないので。
授業あるので、戻っていいですか？」
聞き返したが、俺はもうこの場にはいたくなくて、
逃げるように部屋を出ようとした。
しかし、それは体に巻かれた布みたいなので遮られる。
…これは、相澤先生がいつも首に巻いている…、布？
「もうお前は普通科じゃないよ」
だから座れ、と着席を促す先生。
「…は？」
先生の言ってる意味がわからず、変な声が出てしまった。
「お前は今日付けで、雄英高校ヒーロー科1年B組21番、宮田Aだよ」
先生のとんでもない発言によって出た俺の叫び声は、
授業開始のチャイムでかき消された。
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「まあつまりは、お前に拒否権はないんだけど」
ちなみにB組の担任は俺ね、よろしく。といってくる先生。
「…なぜヒーロー科担任なのに、数学担当…？」
「まずそこかい」
お前、変わってるね。と半笑いで言われる。
「入学初日に全員除籍したよ」
だから手が空いてるから、数学教えてる。といった。
さらっと衝撃的なことを言われる。
先生曰く、ヒーロー科に入れたことに浮かれて
地に足ついてなりたいもん見れていなかったから除籍したらしい。
「復籍するかはそいつら次第だけどね」
「はあ…」
にしても理不尽すぎやしないか、と思いながら
なぜ自分がヒーロー科に編入させられたかを考える。
「…まだ難しい顔をしてるな」
「まあ、今の話を聞くと、疑問しか思い浮かびませんが…」
「お前がヒーロー科に編入することが、か？」
先生の問いに首を縦にふる。
まあそうだよな、と先生は頷く。
「単純な話だ。【抹消】という個性は、対敵戦において重宝される個性だ。
俺もこの個性に出会ったのは、自分以外ではお前がはじめてだよ。
したがって、なんとしてでもヒーローになってほしい。
それが政府の要望だ。」
だがしかし、と先生は続ける。
「これはあくまで政府の要望。
学校側としては生徒の希望を優先したい。
お前、入試は普通科だけだったろ。
担任も含めて、ヒーロー科に編入は望めないだろう、と話になった。
まあ最後に一応、軽く話しとくかってことで
俺が昨日お前に会いに教室へ行ったら、あれだもんな」
先生は、確信を持っていう。
「お前、本当はヒーローになりたいんだろ」
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いまじなりーふれんど(プロフ) - めっちゃ好き…！そしてめっちゃ気になるところで終わった…。。更新待ってます！ (2月24日 17時) (
レス) @page14 id: b9c047ab39 (このIDを非表示/違反報告)
もぶ - いや主人公の性格とかこのお話しとかどストライクです...めっちゃ久しぶりにこんな面白い作品見つけました!!!相澤先生とか1年A組の絡みとかめちゃくちゃ気になります!!更新待っています!!更新されたらすっ飛んでいきます!!ww (2022年5月27日 16時) (レス) id: 3fdbb0f866 (このIDを非表示/違反報告)
食人(プロフ) - めちゃすこです…更新まってます！！！！！！！ (2022年4月13日 22時) (レス) @page14 id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)
ムツキ(プロフ) - 続きめちゃめちゃ気になります！更新楽しみにしています！！ (2021年11月17日 13時) (レス) @page13 id: 82e68addf8 (このIDを非表示/違反報告)
鯱の助(プロフ) - 好みドストライクでびっくりしました… とても好きです。 (2021年11月10日 21時) (レス) @page11 id: 6ff457e429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんこつ | 作成日時：2021年10月26日 16時
