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Aside
『んっ……』
目が覚めると、さっきと同様。
生徒会室にいた。
『あれ、私。一体…』
そんな時、ドンっと微かな物音と飛馬の声に異変を覚え、ドアを開けると。
『ひ、飛馬…』
息が荒く、喋るのがやっとの飛馬の姿があった。
大浦「A……..起きたのか……」
『あの魔人になると体力を消耗するんじゃ…??』
大浦「関係ない……いい手応えだ…….父上……俺の中の一番が輝いています……..」
そんなことを言い出した飛馬に恐怖を覚えたが、私しか介抱する人がいない。
『とりあえず入って。』
飛馬の肩を持ち、生徒会室へと入れた。
- - - - -
『ここ、座って。』
と言って椅子に座らせる。
『飲み物、買ってくる。』
と部屋を出ようとした時。私の手を掴み、
”そばにいてくれたらいい”
と言う言葉には逆らえなかった、その直後。
誰かから電話が入り、飛馬は立ち上がり、電話に出た。
その内容はわからないものの、飛馬は賞状などが置いてある台を思いっきり叩きつけた。
『飛馬……』
”また連絡する”
と言って電話を切った飛馬は、
大浦「真中大成に会いに行ってくる。」
と言い出した。
『だめ。
あの体力の消耗、体壊しちゃうって。』
心配する私の声は届かず、飛馬は、私に微笑み、
大浦「俺は大丈夫。Aがいてくれるなら。」
と言って、大成の元へと向かった。
誰もいなくなったこの部屋で
『元に戻ってよ、優しい頃の飛馬に、…』
泣いたって状況が変わらないことなど知っているけど、どうしても止まることを知らなかった。
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浮所ロス - 最高です！これからも読み続けます (2021年8月30日 20時) (
レス) id: 612f29e707 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！更新楽しみにしてます！ (2021年8月25日 21時) (レス) id: 11629eb6b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yume.。 | 作成日時：2021年8月14日 16時
