ザ・ハイスクールヒーローズ 2

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Aside









『…….ッ…ここは。』









目が覚めると、薬品の匂いがした。









一瞬どこにいるかわからなかったが、ここがすぐ保健室だと気づいた。









右ある重みに視線を向けると、スヤスヤ眠る、大成がいた。









私が起きたのが分かったかのように、大成が起き上がった。









大成「A!!!大丈夫か」









『ごめん。2回も運ばせちゃって。』









大成「気にすんなって」









安堵した表情で語る大成に、私もつられて笑みが溢れる。









てか、といって表情を変える体制が何を言いたいのかなんとなく察しついた私は、









『あーーーーーーー!!!!!大成、犯人、絞れたよ。』









といって話を逸らすしかなかった。私の勢いに押される感じになった大成は、









戸惑いながら、大成「そ、そうか……」と腑に落ちなそうに答えた。









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『恋愛ダービーには、3人の候補者がいた。そのうち1人目の被害者は、和田梓。』









大成「あーあの、屋上いた?」









『そう、そして2人目の被害者は、相沢美菜。』









大成「おう、全員直哉の恋人候補…..」といった大勢の表情は曇り出した。









『お、その顔は検討がついたってやつだね。』

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