157話 爆豪SIDE ページ12
「俺と組め！」
「えー爆豪私と組も!?」
「僕でしょねえ？」
クラスの奴らに言い寄られる。
15分の内に騎馬を組まなきゃならないが正直他の奴らの個性なんて把握してない。
…それ以前に俺は。
「A、一緒に組まないか？」
「紅白頭…えー…メンツは？」
なんでAが俺のところこねえんだよ!!
掌で爆破を起こすとあぶね！ としょうゆ顔が俺を見た。
「今いるのは飯田と上鳴だ。 そこでAに横の騎馬をやって欲しい」
「……上鳴。 アホ面か」
ボソッとそういう。
俺はハッとした。
アイツのことだ、個性云々より人を選ぶ。
つまり今まで多くコミュニケーションをとったやつのとこにアイツは行く。
俺はしょうゆ顔の顔を掴んだ。
「A!! こっちには俺としょうゆ顔いんぞ!!」
ピク、と反応するA。
え、え！？ と困惑するしょうゆ顔。
鬱陶しいから黙って欲しいがAを引き入れるにはこれしかない。
少し目を輝かせこっちを見たが、俺と半分野郎を交互に見て、うーん。 と声を上げた。
恐らく昨日の放課後で多少仲良くなったから迷っているのだろう。 腹立つ。
…俺の方が、お前と長くいただろうが！
「おーい、爆豪!! 俺と組もう!!」
と、空気を読めないヤツが一人。
クソ髪がこちらに近づいてきた。
Aがバッとこちらに反応する。
……。
「おめェどうせ騎手やるだろ!?
そんならおめェの爆発に耐えられる前騎馬は誰だ!?」
「………Aか根性あるやつ」
「違うけどそう!! 硬化の俺さ!!」
絶対ぶれない馬。
獲るんだろ、1000万！
クソ髪の言葉に俺は口角を上げた。
……なら上等。
お前がいることで二重の意味で好都合。
「切島、勝己んトコはいるの？ しょうゆ顔も」
「おう！」
「お、おう。 そうなってる…っぽいな」
Aがゆっくり歩きながら近づいてくる。
俺は来るんだろ。 と口角を上げた。
「ん。 いーよぼく右の騎馬がいいな」
「あれ？ さっきお前轟んトコいなかった？」
状況をしらないクソ髪はAにそう言う。
Aは誘われたけど断った。 と興味なさそうにいった。
「轟に誘われて断るのか…すげぇな」
「だってこっち勝己いるし、切島もしょうゆ顔もいんならこっちくるよ。
他とコミュニケーション獲るのだるいし」
ほら、やっぱ計画通り。
…俺だけのためにこないのはムカつくけど。
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りん(プロフ) - 主様はなんでこんなに絵が上手いのでしょうか (2021年4月10日 21時) (
レス) id: 09351e94e4 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 続編オメデト。気に入ってるカラ、更新頑張ってヨネ。 (2017年10月1日 3時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - いつも見させてもらってます！ゆっくりでもいいので是非更新期待してます（≧∇≦） (2017年9月24日 23時) (レス) id: 838bf855a6 (このIDを非表示/違反報告)
暴君ネロ皇帝(プロフ) - ずっと待ってます この作品大好きなのです (2017年9月24日 22時) (レス) id: bf4d7ee0c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！！更新ずっっと待ってますので！！なんの理由かはわからないですが、頑張って(?)ください！！(何があったのかわからないのでこの言葉が不謹慎出ないといいのですが…) (2017年9月24日 19時) (レス) id: 6961a8d2ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2017年9月19日 22時
