153話 夢主SIDE ページ8
一般入試を受けた勝己から聞いた、入試の時の仮想敵。
結構大きいな。 しかもこの数……。
「あはぁ、いいね!!」
倒し甲斐がありそう!!
ダッと加速し、踏み込む。
そしてロボに鉄槌を一発食らわせた。
ジンジンと拳に響く。
大きな音を立てて崩れていくロボ・インフェルノ。
隣の紅白頭のところもちょうど崩れていくところだった。
「1-A相澤、轟!! 攻略と妨害を一度に!! こいつぁシヴィ―!!
すげえな!! アレだな、もうなんか…ズリィな!!
轟はともかく相澤なんて個性ナシでのワンパンクラッシャーだぜ!!
お前の娘すげぇなミイラマン!!」
随分と演技派だなぁ、プレゼント・マイク。
ぼくは着地し、ロボを避け、向かってきたものだけ足のみを崩した。
こうすることで妨害、攻略をしていく。
……出来ることなら全てと対峙したいけど、時間と体力が惜しい。
だからお預けということで。
走りながら実況と周りの声を聞き分ける。
どうやらさっきの妨害で誰かが下敷きになったらしい。
まあ切島だろうから大丈夫だろうけど。
……お、勝己今ロボの頭上通過か。 やるなあ。
呑気なことを考えながら次の障害物の前に立つ。
見る限り崖、崖、崖！
さすがに高ぇな、と思いながらぼくは気にせず綱を渡る。
「落ちればアウト!! それが嫌なら這いずりな!!
ザ・フォ――ル!!! って、オイオイ！
1-A相澤、澄ました顔で平然と走ってんぞォ!?
どうなってんだ、アイツの心臓…って轟もか――！」
騒ぎ立てる実況。
今のところ一位轟、二位がぼくと上位争いをしているため嫌でもこちらに実況が向く。
全ての綱を渡り終わったあたりで、少し後ろから爆発音が聞こえた。
「……はは、そろったな」
―――相変わらず、スロースターターなんだから。
「そして早くも最終関門!! かくしてその実態は…―――」
マイクの実況を聞きながら走る。
……これは…。
「一面地雷原!!! 怒りのアフガンだ!!
地雷の位置はよく見りゃ分かる仕様になってんぞ!!
目と脚 酷使しろ!!」
地雷か。
先頭にいればいるほど不利な障害。
ただ威力はそこまででもないらしいからぼくてきには気にせず進める。
…どのみち、ゆっくりしてられねぇしな。
「はっはぁ俺は――関係ね――!!」
うわ、きちゃった勝己。
個性使い方うめえな。 あっという間に抜かれちまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん(プロフ) - 主様はなんでこんなに絵が上手いのでしょうか (2021年4月10日 21時) (
レス) id: 09351e94e4 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 続編オメデト。気に入ってるカラ、更新頑張ってヨネ。 (2017年10月1日 3時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - いつも見させてもらってます！ゆっくりでもいいので是非更新期待してます（≧∇≦） (2017年9月24日 23時) (レス) id: 838bf855a6 (このIDを非表示/違反報告)
暴君ネロ皇帝(プロフ) - ずっと待ってます この作品大好きなのです (2017年9月24日 22時) (レス) id: bf4d7ee0c1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！！更新ずっっと待ってますので！！なんの理由かはわからないですが、頑張って(?)ください！！(何があったのかわからないのでこの言葉が不謹慎出ないといいのですが…) (2017年9月24日 19時) (レス) id: 6961a8d2ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸花 | 作成日時：2017年9月19日 22時
