♯番外編：エンデヴァー�� ページ15
子どもらしくない笑顔と言葉。
明らかに人を警戒し、見下している姿勢。
少女は非常に強いメンタルを持ち合わせていた。
故に、物凄く大人を見下す傾向にある。
なんたって自身を人体実験に使ったのは紛れもない大人なのだから。
少女は少し眉間に皺を寄せ眉を八の字に下げ、薄くハッと笑う。
プロヒーローたちはそんな彼女とエンデヴァーを交互に見つめ絶望したような表情をした。
本当この組み合わせはまずい、ヤバイ、と。
「フン、ガキのクセに…ピーピーと。 ウチの子ならもっと聞き分けがいい」
「はん、ガキだからガキらしくピーピーしてやってんだよ。
それにお生憎様、ぼくはアンタの子どもじゃないしねえ」
それにその言葉、ヒーローが言う言葉じゃねえな。
少女は敵意むき出しだった。
たまらず、イレイザーヘッドとプレゼント・マイクが仲裁に入る。
「エンデヴァーさん、抑えて。 事件の被害者相手に…やめてください」
「Hey!! A〜挑発は良くないぜ！」
黙って俯くエンデヴァー。
それに対し、少女はまた嘲笑した。
「年下のヒーローに説教されてやんの、ざまぁ！」
「A、エンデヴァーさんになんか恨みあんのか!?」
Oh!!と声を上げ、マイクは叫んだ。
Aは乾いた笑いをする。
……本当に、恨みがあるみたいだ。
「……は、た………にしろよ」
歯切れ悪く、途切れ途切れに何かを言う。
この場にいるほとんどが聞き取れなかった中、唯一聞き取ったマイクが眉を下げ、Aの頭を撫でる。
なんて言ったんだ？
イレイザーの言葉にマイクはAに言っていいか？ と聞いた。
「ご勝手にどうぞ」
「…“自分の子どもは大切にしろよ”。 だそうです」
「！」
彼女は、心音から把握したのだ。
エンデヴァーが厳格で、期待している自身の子に虐待まがいの訓練をさせていることを。
しかもその子どもが個性婚から生まれた子どもであること。
少女は、自身とその子どもを重ねたのだ。
だから個性婚をし、厳しく訓練させるエンデヴァーを酷く毛嫌いしていた。
少女の意思に、エンデヴァーは眉間に皺を寄せる。
「とりあえずこの人とは一緒にいたくない。 マイクがいい」
「嬉しいこといってくれんなA！ けどあとで俺の首が埋葬されちまいそうだぜ！」
冗談にならない冗談である。
みなは思ったエンデヴァーさんとAは二人きりにしちゃいけない。と。
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彼岸花(プロフ) - メルさん» 感謝の極みです…！ こじらせかっちゃんが好きなんです（私の意思）。 早くくっつけたいです← (2017年9月17日 21時) (
レス) id: 1f046206e1 (このIDを非表示/違反報告)
メル - もちろん愛読してます！かっちゃんこじらせてますね…！ かっちゃんの気持ちに夢主ちゃん、早く気づいてほしいです！ (2017年9月15日 20時) (レス) id: 608e63a3e5 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - メルさん» ありがとうございます！ これからも御愛読していただけたらうれしいです！ (2017年9月12日 22時) (レス) id: 1f046206e1 (このIDを非表示/違反報告)
メル - わあああっ、夢主ちゃんのギャップ可愛いです…暴言はいてたりみんな守ろうと突っ走ったり…でも一人でいたりすると怖がったりするところとか…すごくいいです！ 更新楽しみにしてますっ♪ (2017年9月12日 15時) (レス) id: 608e63a3e5 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 庵さん» ありがとうございます！ 今後も見てくださいましたらうれしいです！ (2017年9月12日 1時) (レス) id: 1f046206e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼岸花 | 作成日時：2017年9月10日 1時
