に!!!! ページ3
「・・・・は?」
思わず口に出してしまったけど、今日初めて話した男子にいきなり○○部に入れって言われても「は?」の一言しか出てこない。
確かに私は部活に入っていないけど。
でも、バレー部だけは本当に嫌だ。
あの嫌な思い出が頭を掠める。
「ごめん。バレーには、もう極力関わりたくないから」
「そう、なのか。なら他を当たるか!」
私が拒否すると、にしや・・・・じゃなかった、にしのや夕はまた教室を飛び出した。
マネ探しかは知らないけど、私はお断りします。
それにしても、あの西谷夕って熱い。
雰囲気もそうだけど、全ての言葉に感嘆符がついてる気がする。
私とは正反対の人だなあ・・・・・・
***
「潔子さん!!」
「西谷。勧誘、どうかな?」
「・・・全然、駄目っス」
「そう・・・」
駄目も何も、帰宅部の人が数人しか見つからなかっただけだけど。
それにしても、南野Aだっけ。
バレー部の元エースに断られたのには驚いた。
てっきり、バレーと聞いたらやってくれるモンだと思ってた。
「他、当たってくるッス!!」
「・・・ありがとう、西谷」
「!!」
よっしゃ、やってやるぞぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁ!
潔子さんからのありがとうを聞いた俺は、廊下を猛ダッシュで駆け抜けた。
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作者名:カヨ林檎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kayo3925/
作成日時:2019年7月20日 10時