いち!!!! ページ2
「・・・・なぁ、あんたって」
2年の4月下旬。
今まで話したことも無い男子に話しかけられた。
第一印象は小柄。私より小さい。
あとは頭。ツンツンしてて、ドラ○エに出てきそう。染めているのか、真ん中だけ金髪になってる。
ん?そういや、どこかで見たような――
「あんたって、千鳥山中か?」
「・・・・そうだけど」
千鳥山中―――私の通っていた中学校。
そこで、思い出した。
この人、確か男子バレー部のリベロだった人だ。
「やっぱそうだよなあ!バレー部だろ?」
「・・・・うん」
「あ、俺西谷夕ってんだ!にしのや、だからな!」
ノリが強すぎる・・・・。
確かに、男バレにニシノヤって奴はいた。
ベストリベロ賞取ってた。
やっぱり、この人があのリベロだ。
「あんたは、えーと・・・・・南野だっけ」
「南野、A」
「Aか!中学んときエースだったろ?!よろしくな!!」
それだけ言って、あのニシノヤっていう奴は此処を離れた。
なんであんなタイミングなんだ・・・・?
と思ったら、またこっちにきた。
忙しい人だな。
「まだAに大事な話をしていなかった!!」
そして、大きく息を吸って、私の机に紙を叩きつけた。
紙には入部届けと書いてある。
「A、烏野高校排球部のマネージャーになってくれ!」
「・・・・は?」
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作者名:カヨ林檎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kayo3925/
作成日時:2019年7月20日 10時