Be with me. (ページ5)

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転校…か。

まぁ、丁度いい機会だったかもな。

これから新しい人と新しい暮らしが待ってると思うとちょっとワクワクしてしまう自分がいる。

ガチャっ

扉が開く音がした

佑「おっ、タクちゃんおかえり〜！」

晃「おかえり、拓弥」

その拓弥と呼ばれている人は怪訝な顔で私をみていた

拓「…誰そいつ…なんで女がここにいんの」

「あっ、あの…私志歩っていって、今日からここで…」

拓「名前とか聞いてないから、なんでここにいんのって聞いてんの」

最後まで…言わせてくれなかったな。

私この人に歓迎されてないんだ…。

晃「ほりゃ、拓弥。喧嘩はやめなさいな〜。もーすぐご飯できるからその前にお風呂入ってき？」

拓「…いい。俺今日晩飯いらね」

そう言うと拓弥さんは部屋を出ていってしまった。

怒らせちゃったかな。

佑「大丈夫？？志歩ちゃん。タクちゃん女の子が苦手みたいなんだ…。だからキツく当たっちゃったんだと思う…ごめんね？」

女嫌い…そりゃ歓迎なんてされないだろうな

「ありがとうございます、佑亮さん。私なら大丈夫です！！」

佑「そ？ならよかった〜！てゆうか、佑亮でいいって言ったのに〜！！」

この人とは仲良くできたらいいな…なんて思った

佑「他の子たちもあんな風に言い方キツい時があるかもしれないけど、何かあったら僕を頼ってね？」

他の子たち…？他にもこの寮には人がいるんだろうか

というか…佑亮ってホントに優しいんだな

「…はいっ」

その日はベッドの上で1人で泣いた