太宰治と太宰治の許嫁は仲がいいがよく喧嘩する…だが最悪な事態になった!! (ページ27)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:27,053 hit

夢カ現カ、幸カ不幸カ～1～* ページ27

数々の敵を倒しようやく地下にたどり着いた太宰､敦､芥川､乱歩､国木田､乱歩｡

国木田が扉を蹴り破り銃を構える｡

その後ろから敦､芥川が飛び出し戦闘態勢に入る｡

かつかつと乱歩が国木田の隣に立ち太宰が乱歩を守るようにそっと斜め前に立つ｡

乱「君が教授(プロフェッサー)だね?みゆきは何処?そして大人しく投降して｡」

彼らが目を凝らし奥を見ると手術台らしきものの上に寝転がっている人影と傍に祈るように座る男がいた｡

?「いかにも……この私がこの事件の首謀者でありドロップアウトの首領教授(プロフェッサー)だ｡」

男が静かにそう言い立ち上がった｡カツカツとかかとを鳴らしてこちらに近づいてきた｡

芥川は異能で男の首元に黒衣の刃を突き立て敦はさらに警戒する｡

乱「·····で､みゆきは何処?」

静かにまた問う乱歩｡教授(プロフェッサー)は鼻で笑い手術台を指さす｡

それに反応するように明かりが突然つき､それを露わにする｡

手術台周りは血が乾きこびりつきどす黒くなっていた｡

台の上には美しい人形が眠っているようにあった｡

群青色の長い髪に雪のように白い髪が一房｡

間違いなくそれは……

太「·····みゆき……?」

だった｡