ト或ル組織〜2〜 ページ16
みゆきが連れ去られて一週間がたった。武装探偵社ではある依頼がきていた。
依頼人(以下依)「お忙しいとは存じますがそこを何とか!」
と応接間の椅子でよくふかな男性が社員に頭を下げる。
谷「本当に申し訳無いですがあいにく今、わが社も人手不足ですので其の護衛の件は受け付けれないんですよ...」
依「わ、私は殺されたくないんです!!更に依頼料を上乗せしますからどうか...!!」
国「何故命を狙われているのかも我々は把握しなければならないのです。其れさえ押してくれればその理由程度で護衛は出来ます。」
依「それは話せないんです。」
国「其れでは護衛の件は受け付けれません。」
依「そこを何とか!!」
と言った具合に話が進まず、みゆきの捜索及び、政府から調査依頼を受けた資料など手を付けれず現在凍結状態なのだ。
依「…此の事は、黙秘していただけるのであればお話いたします。」
と口を開き国木田、谷崎を見る。
谷「はい。」
依「私は昔、ある非合法組織にある目的の為に手を貸していたんです。」
国「!其の組織は?!」
依「其の組織は政府では制御出来なくなるぐらいに急速に勢力を上げた、ドロップアウトです。」
社員「それは本当ですか!?」
と聞き耳を立てていたその場の社員は全員立って依頼主を見る。
国「…にして何故其の組織に手を貸したのですか?」
と落ち着きを何とか取り戻した国木田は改まって依頼主を見る。「はい。」と依頼主は頷き出されたお茶で喉を潤し続けた。
依「私は其の組織が世間に見つかる前に抹消したかったのです。そこで私はドロップアウトと手を組み、六年前の戦争に巻き込み組織の壊滅を促したんです。ですが最近、あの奇怪な猟奇事件が多発しています。しかも非合法組織と手を組んでいた者だけではなく、元手を組んでいた者にまで被害にあっているのです。私はこの町を平和にする為にまだ死ぬ訳にはいかないのです!だから如何かお願いします!!」
と再び深く頭を下げた。
国「…社長、乱歩さん。」
乱「この人嘘は言っていないよ。」
福「…では其の依頼、
承ろう。」
ラッキーアイテム
バッグ
ラッキーキャラ
国木田独歩
49人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:aikattse | 作者ホームページ:http://kattse0624.
作成日時:2018年12月9日 12時