貴『虎を保護!!』 太「…間違ってはないけどあってもいないかな?」 ページ10
太「さて− そろそろかな。」
ガターンッ!
敦「今…そこで物音が!」
そうだな。そろそろ頃合だな。
太「そうだね。」
敦「きっと奴ですよ太宰さん!織田作さん!」
貴『風で何か落ちたんだろう。』
敦「ひ、人食い虎だ。僕を喰いに来たんだ。」
太「座り給えよ敦君。虎はあんなところから来ない。」
敦「どッ、どうして分かるんです!?」
太「チラッ」
交代っか…。まぁそうだろうな。ホルスターに掛けてある銃に手を伸ばし何時でも大丈夫なような、体制になる。
貴『そもそも変なんだ敦。経営が傾いたからって養護施設は、孤児を追放しない。今は、大昔の農村じゃないんだ。そもそも1人2人追放したってどうにでもならない。普通なら半分に減らしてよその施設に移すのが妥当だ。』
敦「織田作さん。何を言って…」
貴『お前が街に来たのが2週間前、虎が街に現れたのも2週間前。鶴見川べりにいたのが四日前、同じく虎が目撃されたのもそこだ。独歩さんが言ってただろ?“武装探偵社”が異能力集団だと。巷間にはこの世には、少なからず異能者が必ずいる。その力で成功するものがいれば力を制御することが出来ず身を滅ぼす者もいる…大方施設の者共はお前が異能者だということを知っててお前には教えてなかったんだろう。お前だけが知らなかったんだ…お前も私たちと同じ−』
異能者だ… 我が身に飢獣を降ろす - 月下の能力者
?「グ、グォォォオ!!」
来た…カチャリッ
太「?!織田作!?」
どぉおおおおん!
太「織田作くぅう!!」
太「織田作ーー!(トラウマ発生?!)」 太宰side→←貴『お、今夜は満月か…』 敦「なんか、さっきから変な感じがする…」
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中島敦
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作者名:aikattse | 作者ホームページ:http://kattse0624.
作成日時:2018年10月25日 20時