敦｢トホホ…｣ 谷｢大丈夫だよ…多分…｣ 敦side ページ44
敦side
谷崎さんとたわいも無い話をし、織田作君曰く､谷崎さんとナオミさんの仲が良い行動?に苦笑し依頼者の｢着きました｡｣と声が掛ったので前を見る｡そこは−､
敦/谷/ナ｢え…｣
立ち止まって周囲を見ればそこはビルの谷間の人気のない路地裏だった。
樋｢此方です｡｣
敦｢…何か､気味の悪い所ですね｡｣
谷｢…可笑しい｡本当に此処ですか?えっと…｣
樋｢樋口です｡｣
そういい依頼人さんは鞄をゴソゴソと漁る｡嫌な予感しかない…
谷｢樋口さん｡密輸業者というのは臆病な連中だから必ず逃げ道を用意します｡此処､袋小路ですよね｡捕り方がそっちから来たら逃げ場がない｡｣
樋｢その通りです｡失礼とは存じますが､嵌めさせて頂きました｡｣
不味い!!と思った時には既に遅かった｡樋口さんの態度が急に変わり冷たい目にガンゴーグルをかけた｡
樋｢私の目的は貴方方です｡｣
僕達が呆然としていると樋口さんは携帯で誰かに連絡する。
樋｢芥川先輩、予定通りに捕らえました。｣
芥《｢重畳…五分で向かう｡｣》
谷｢コイツ−｣
敦｢ポートマフィア?!｣
ポートマフィア−樋口一葉
樋口さんは､隠し持っていたサブマシンガン?で僕達、否谷崎さんに向かって火を噴いた｡
noside
太｢!!｣
カッと目を見開いた太宰｡
その太宰にイライラを募らせていた国木田は喝を入れようとした｡がソファに寝そべっていた筈の太宰が姿を消した。
敦side
銃声が納まり樋口さんに焦点を合わせる｡そこには−
谷｢な、ナオミ…?｣
谷崎さんの目の前に銃弾を庇うように両手を広げて立ちはだかるナオミさん−
-更に-
ナ｢?あら…｣
庇うようにナオミさんの前に立ち樋口さんと立ち向かう青いマントを羽織った謎の人物。
樋｢貴…様。何故、あれ程の銃撃を受けて平然としている!!｣
?『…全て、これで防御した｡』
その言葉と共にマントとその人物の影が揺らぎ獣の頭のような形をした物が銃弾と思われる物を吐き出した。
樋｢それは?!先輩と同じ力?｣
?『異能力−可能性の文学…転移空間。』
その人物は左手を直ぐ近くの壁に触れ暗闇の扉を創る。
?｢そこの女の子。急いで此処を通り抜けて助けを呼べ!!｣
早口でそういいナオミさんの手を引くとその扉に押し込む。
谷｢ナオミ!!｣
樋｢−可能性の文学だと…?!なるほど貴様はストレイキャットの織田、
織田千代…だな?｣
敦｢…ストレイキャット?｣ 敦side→←貴『盗聴を開始する…』 敦｢それって違反…?｣
ラッキーアイテム
帽子
ラッキーキャラクター
中島敦
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作者名：aikattse | 作者ホームページ：http://kattse0624.
作成日時：2018年10月25日 20時
