貴『どうしたものか…』 太(織田作、真面目に考えなくていいのに…) 敦side ページ22
ふと、人質の子が気になった。
敦「あの女の子は?」
太「彼女はナオミちゃん。バイトの事務員さんだ。」
敦「バイトさん!?完全にとばっちりじゃないですか!」
貴『ああ、そうだな。』
と冷や汗が頬を伝う織田作君が言った。…頬が引き攣っている様に見えるのは気のせいかな?
国「どうする。」
太「会わせたら?社長に。」
駄目でしょ!フツー。
国「殺そうとするに決まっているだろ!そんなところにむさむさと社長を出せるか!」
貴『諭吉さんの事だから殺らされる前に事を終わらせるから大丈夫だろ。生憎、今出張中だがな。』
織田作君の言葉から察するに社長さんってとっても強いんだな。
貴『…で、如何する、太宰さん?』
太「となると…方法は一つ…」
と太宰さんが言うと織田作君、太宰さん、国木田さんは一瞬見つめ合って瞬きしないうちに素早い動きで、と同時に腕を上げたポーズをとる。異能力を使うのかな?太宰さんの異能力は知っているけど二人はどんな異能力なんだろう。互いに向き合った三人は真剣な表情で相手に向かっていきなり突き出した。三人とも其の手は
チョキ、…つまり
敦「え…ジャンケン…?」
そう。…緊急事態なのに…ジャンケンだった。
更にジャンケンを続けあいこが数回続き、結果的には…太宰さんがパーで勝利した。
太「にゃははは…」
国「ぐぬぬ…」
貴『…』
ほら早く行けと手で促す太宰さん…二人ともご愁傷様です。国木田さんは織田作君に何か耳打ちすると手帳に何か書き込み其の項目を綺麗に破ると彼に渡した。
国「…援護、頼んだぞ。織田。」
織田作君が頷いた事を確認すると国木田さんは爆弾魔の所へ向かった。
敦「国木田さんは何て?」
と気になった僕は織田作君の元に聞きに行った。其の比丁度、
国「―おい、落ち着け少年。」
と国木田さんと爆弾魔のやり取りが行われた。
貴『独歩さんが気を引いている間に俺のタイミングでいいから奴の起爆スイッチを奪えるタイミングを見つけろといわれた。』
と国木田さんと爆弾魔のやり取りを見守っていた―が、
谷「知っているぞ、アンタは国木田だ。僕を油断させてあの嫌味みたいな異能力を使うんだろ!?そうは行かないぞ…机の上に四つん這いになり、両手を見えるところに置け!!」
国「ああ?」
谷「!!い、云う通りにしないと皆道連れだよ!!」
国「…はぁ」
としぶしぶ机の上に四つん這いになる国木田さん。不味いよこのままじゃ…
敦(どうしよ、どうしよ、どうしよ…) 貴(潤みたいだな)→←貴/太/国『「「どうしたものか…」」』 敦「あ、あの〜…」
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作者名:aikattse | 作者ホームページ:http://kattse0624.
作成日時:2018年10月25日 20時