好きですビョンくん2 (ページ5)

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結局ギョンちゃんに負けて学校へ行くことに。

DO｢じゃあね｣

ギョンちゃんと廊下で別れる。

恐る恐る教室のドアを開けると…

何も変わらないいつもの教室だった。

CY｢A おはよ｣

｢おはよ…｣

｢｢ベクくんのこともチャニョルくんのことも弄んでるんでしょ｣｣

昨日の言葉がフラッシュバックする。

文字に起こされると更に心に突き刺さるな～。

ベクともチャニョルとも関わらない方がいいのかな

CY｢ねぇ見て見てA これねこの前｢あっごめんチャニョル私、教科書忘れちゃってさ、借りてくるね…｣

しょんぼりしたような顔しないでよ。

教室を出ようとした時聞こえたんだ。

｢｢ｸｽｸｽｸｽ｣｣と何人かの笑い声が。

私はトイレに逃げた。

すると、

｢｢昨日の手紙、見てくれた？｣｣

驚いて声が出なかった。

さっきｸｽｸｽと笑っていた子達だろうか。

｢｢チャニョルくんに馴れ馴れしくしちゃってさ～｣｣

｢｢目障りなんだよね｣｣

と言って去っていった。

何も言い返せなかった。

｢もう耐えられないよ…｣

学校を出て小さな公園へ向かった。

荷物も教室に置いたままだ…

こんなことで心がズタズタになる私は弱いよね。

そういえば小さい頃ギョンちゃんと毎日のようにここで遊んでたな。

ブランコに座ってただ日が暮れるのを待った。

DO｢A｣

私のカバンを持ったギョンちゃんがいた。

｢ギョンちゃんっ……｣

勢いよく抱きついた。

ギョンちゃんの顔を見て安心して、今までの不安や恐怖が全て涙となって溢れ出てきた。

ギョンちゃんは何も言わないで、

ずっと頭を優しく撫でてくれた。