辛党姫とちょっと残念な7人の小人【BTS】 (ページ37)

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episode３５ページ37

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『グク、離して』

グクは無意識かとても強い力で私の腕を掴んでいる。
だんだん痛くなってきて離してと言うのにジョングクは離してくれない。
それを苦笑いで見るジホ君。

『グク、とりあえずちゃんと自己紹介して』

どうしても手を離してくれないグクを諦めて、ちゃんと挨拶するように促す。
いつも腰の低いジョングクがこんな態度をとることにショックを受けた。

JK「ヌナ、別に僕ら知り合いでもないですし。会うのも今日だけですよ。それに、あからさまに気があるの見え見えすぎるんですよ」

『グク！！』

ｼﾞﾎ「ｯ!」

先程まで辛うじて笑っていたジホ君も悲しそうに眉を垂らしていた。
ジホ君が切なげに、信頼出来る仲間が欲しいと言っていたことを思い出す。

JK「行きましょうヌナ、ヌナには僕達がいるんですか((((ﾊﾟﾁﾝｯｯ!!!!!」

ｼﾞﾎ「Aさん!?」

気づけば立ち上がり、ジョングクの頬を叩いていた。

驚いたグクは私から手を離して頬に手を添えていた。

JK「ヌ…………ナ…………？」

『いい加減にしてよ！ジホ君は私の大切な友だちなの。グクにとってはどうでもいいかもしれないけど、それでも大事な友だちに酷いこと言うんだったらメンバーでも絶対に許さない！ジホ君にちゃんと謝って！！！』

ｼﾞﾎ「僕は大丈夫です……。落ち着いてください」

JN「おい、ジョングガ～！先に(((JK「…………っ、もう……、…ヌナなんて……、大嫌いですっ！！」

ｼﾞﾎ「ジョングクさん！！！！」

走り去ってしまったジョングクと入れ替わりで入ってきたのはジニヒョン。

JN「え？？？どういうこと？？」

『帰ってください』

とりあえずすぐにジホ君とレストランの関係者、に謝らないといけない。
貸切にしていただけいいが、レストランで大声を出したことは反省しなければならない。
メンバーと話すのは後にしようと、オドオドするジニヒョンに帰ってもらった。

マネ「何の騒ぎ？？？？どうしたの？？」

マネオンニに全て話して、レストランの従業員に謝罪することになった。