辛党姫とちょっと残念な7人の小人【BTS】 (ページ32)

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episode３０【JH】ページ32

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SG「わー、Aすごいじゃん。よくやってるよ」

JN「やー、これはAにピッタリの役柄だね」

ついにA主演のドラマが放送される日、Vとジミナ以外のメンバーがリビングに集まっていた。
このドラマは、A演じる女優を目指すちょっとおっちょこちょいな日本人が、韓国人の御曹司に一目惚れされて両思いになって行くという韓国ドラマではありきたりなストーリーだ。
Aのためのドラマのように、設定がAに似ている。

Aはもう長く韓国にいるから韓国語も普通に話せるけど、この役は韓国語が下手な女。
ぎこちなく話すAも懐かしくてまた可愛い。

RM「どう？ジョングガ」

JK「……ヌナ、可愛いです」

ドラマだから大袈裟なほどおっちょこちょいなのに、Aっぽくて可愛い。

頬を膨らませてテレビの画面を見つめるジョングク。ここはヒョンだからジョングクを慰めるのは当然だけど、僕だってAが好きだからキスなんて嫌だし、抱きしめられるのも、手を触られるのも見てられるか不安だ。

それはもちろん僕だけじゃなくて他のメンバーも同じだと思う。

今だってほら。
立ち去ろうとするAの腕をイソンユンが掴んだ。

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SG「やー！やー！」

JN「Aもビンタすればいいんだよ！！」

JK「優しいから好かれるんですよヌナは！！！！！」

全-TH&JM「ㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ」

RM「ヒョン、ヒョン！ドラマですから！ㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋㅋ」

これはこれでジョングクも元気を取り戻したし、楽しいしいいかもしれない。

だけど、こんな僕たちを見たらAは「本当に子供ですね」なんて言うのかな。

まぁでも、Aがいれば僕は何もいらないな。