辛党姫とちょっと残念な7人の小人【BTS】 (ページ29)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:28,651 hit

episode２７ページ29

・

・

『あの、これは……』

着いたのは高級ホテルの最上階にある夜景がとても美しいレストラン。
イソンユンさんのおすすめだからこういう所になるのは分かってたけど……。

ｼﾞﾎ「Aさんのために貸切にしたんですよ！あ、レストランの方にお願いして、急遽日本の唐辛子用意しました！他にもスパイス沢山ありますからね！」

2人は言葉通り私の偏食のためにレストランを貸切にしていた。ゆっくり食事をしながらジホくんとイソンユンさんの昔の話や仕事の話をして帰ることになった。
オンニが迎えに来てくれるはずだったが、ソンユンさんがどうしても送って帰ると言うので言葉に甘えることにした。
車の中でふとスマホを見てみると1時間前に"ヌナ、いつ帰りますか？"とジョングクからカトクが来ていた。＂今送ってもらってる＂そう送った所でジホ君に話しかけられ、そのままスマホをカバンにしまった。

・

・

『ここです、ありがとうございました』

宿舎の前で車が止まり、私はお礼を言いながら車から降りていた。その時丁度イソンユンさんに電話が入ったので、ひとまず車から降りて開けた窓から顔を出したジホ君と話していた。

ｼﾞﾎ「今日は楽しかったです！まさかAさんと食事ができるなんて…」

『こちらこそ、すごくためになりました。』

ｼﾞﾎ「それじゃあ、また今度(((「Aヌナ！！！！！」

『あれ、グガ？どうしたの？……ちょ、何？』

JK「待ってたんですよ？」

突然背後で叫んだのは肌寒い夜なのに薄着で立っているジョングク。
グクは私の横まで来ると、私の腕を掴んでジホ君を睨んでいた。

ｼﾞﾎ「初めまして！僕はチェ・ジホと言います！今度Aヌナとドラマで……(((JK「知ってる」

ｼﾞﾎ「嬉しいです！よろしくお願いします」

JK「僕の＂ヌナ＂を送ってくれてありがとうございます。それじゃあ、さようなら」

『ちょっと、言い方があるでしょ？…ごめんね、ジホ君』

JK「僕1時間ずっと待ってたんですよー？」

ｼﾞﾎ「僕は大丈夫です！早く家に入らないとジョングクさんが風邪をひいてしまいます」

『いや、でもまだソンユンさんが……』

JK「ヌナ、大丈夫ですよ。行きましょう？」

ｼﾞﾎ「ヒョンには僕が伝えておきますよ！！」

『本当に申し訳ない…お願いするね？』

腕を引っ張るグクに負け、私はジホ君達と別れた。

・

・

本当にジョングクどうしたんだろう…