失ってから気づく ページ11
ゾムside
城に帰ると、会議が行われた。
会議室に入ると、何故か全員が俯いていたり、
泣いていたり。
いつもならいるサラが今日はいない。
全員が揃った。すると、
コ「何でゾムは…平然とおるんや……」
ゾ「えっ……?」
コ「俺らは……俺らは彼奴を傷つけたんやで!?
なのに、なのに彼奴は……まだ仲間だって
言って(gr「コネシマ、冷静になれ」
コネシマが泣きながら訴えかけてきた。
俺はもしや、と思いインカムに手をかける。
ピッっという音がなった。
切り忘れてたんや。
すると同時に、兵士が1人入ってきた。
兵「失礼します!総統様、幹部様!
敵国が次々と滅びています!」
ガタガタッ
エミさんが席を立った。なんや?
エ「このままでは……このままでは
Aさんが、死んでしまいます!」
幹部−エ「は?」
どう言う事や?
エ「Aさんは、彼女の人生を
終わらそうとしているのです!」
そして俺らは聞いた。
彼奴が俺らを仲間だと思い信頼をしていた事。
国の為ならという自己犠牲精神が高い事。
そして、彼女は“俺らの為に”
いなくなろうとしていた事。
エミさんが問い詰めるとAは
すぐにそれを伝えたらしい。
説明している途中でも、
敵国に関する報告は絶えなかった。
俺らの頬には、透明な粒がつたう。
バコォォーーーーーン!
それを更に追い詰めるかの様に、
何処かで物凄い爆発音が響いた。
常に近くにいて、“絶対に居なくならない物”
としてAをみていたかもしれない。
失ってから気づくというのは、
まさにこの事なんだな。
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匿名の子(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります! (2020年6月8日 22時) (レス) id: e4a403848b (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 終わっちゃいましたね!転生パロ楽しみにしてます!頑張ってください! (2020年6月8日 22時) (レス) id: 0779f5a88d (このIDを非表示/違反報告)
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