この国を支えていたのは彼等の嫌いな人でした。【d!】

無能の日常 ページ2

Aside

朝3時起きて、10人分くらいの書類を
1時間でやって、気配を消して
トントン様の部屋にいって。
トントン様を手刀で眠らせます。

ト「ｸﾞｯ……」ﾊﾞﾀﾝ

仲間の痛そうな声は余り聞きたくありませんが
こうするしかありません。
トントン様をベットに寝かせ、
彼の山のような書類をする。
彼が貯めている量は、大体2時間で終わる。
ついでに自分の分の書類を置いて、
彼が起きる前に自室へ戻る。
1時間暇をもて余して、食堂へ行く。

そして一礼をして、食堂から出る。
幹部達は嫌な顔をする。
暫くしてある一人のメイドと戯れ始める。
勿論ご飯などない。
かれこれ5年ほどご飯を食べていない。

部屋に帰ると、また20人ほどの方々の
書類がある。部屋には防犯カメラが
ついている。この防犯カメラを
偶然に見せかけ壊す。そして書類をして
トントン様の部屋の前においておく。

外には誰も出歩いていない。
全体会議をしているのだろう。
呼ばれないので、馬小屋にいって
外道丸と戯れ、花壇や畑に水をやる。

そして変装して城下町に行き、
オスマン様のお気に入りの紅茶、
しんぺい神様の包帯や消毒液などを
買いに行く。
ついでに自分の部屋の花壇スペースに
植える花の種も。

帰ってくれば医務室やお茶の間に
内緒で入り込み、補充をしておく。

廊下でシャオロン様やコネシマ様とすれ違えば
手をあげられ、罵倒される。

兄様は常に城内におらず、
出来ることはない。

そんな毎日。








こんな日が続くのは、いつまでなんだろうか。

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