びたーすいーと(雅和) 14 ページ42
〜智side〜
和「…うぅっ…やぁ……」
雅紀が治療を始めると言った途端に涙が止まらなくなってしまった和くん。
なんとかして恐怖心を和らげてあげたいけど、難しそう…
雅「かず〜。できるところまででいいから。ね？
ちょっとがんばろ？」
和「できないのー」
雅「大丈夫。できるよ。
ほら、お口開けてごらん？」
雅紀がそう言って和くんの顎に手を添えると、和くんは雅紀の腕を振り払った。
雅「…かず…」
和「…もういい…
帰りたい…」
雅「でもまた痛くなっちゃうかもしれないよ？
頑張って治したらもう痛いことないんだから頑張ろうよ」
和「…でも…」
痛いのは嫌。
でも治療は怖い。
和くんの中ではまだ怖い治療を受けるよりも、虫歯の痛みを我慢するほうが苦じゃないみたい。
雅「かず、でもね？
この歯は早く治さないと神経とらなきゃいけなくなっちゃうよ？」
和「…えっ…」
一昨年だったっけ？
和くんが初めて抜髄されたのは。
あの時の治療は本当に痛くて、怖くて…
治療後は何日か俺とも雅紀とも話してくれなかったもんな…
その時の記憶が蘇ったのか、和くんの大きな目からはまた新たな涙が溢れ出てくる。
雅「今治したら神経は残せるからね。大丈夫だよ」
和「…ぅ…ん…」
雅紀の説得が功を奏したのか、ようやく和くんも治療を受ける気になってくれたみたい。
もう抜髄なんてしたくないもんね。
雅「よし！じゃあ和頑張ろうね？」
小さく頷いた和くんの頭を優しい笑顔をした雅紀がわしゃわしゃと撫でる。
すると和くんもはにかんだような笑顔を見せてくれた。
雅「痛かったらちゃんと止めてあげるからね？
はい、じゃあ大きくあーん」
雅紀がタービンを手に取ったのを見て、俺も慌ててバキュームを構える。
雅「これから削っていくからね？
痛かったら左手挙げて教えてね？」
和くんが頷いたのを確認して、タービンを回した雅紀。
ミラーに患歯を映して切削を始める雅紀と、ギュッと目を瞑って治療に耐える和くんを見て、俺は少しでも治療に痛みが出ないことを願うばかりだった。
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レーナ(プロフ) - 苺さん» さすがにこれ以上被せたらいけないからね笑 コラボってよりパクリになっちゃうから。ちゃんと萌えてくれてるかしら？ (2014年3月9日 19時) (
レス) id: c0d4afd377 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - ちささん» あなたが一番バスプレイを妄想してると思うよ。私がバスプレイ書くって言った時もすごい興奮してたもんね笑 バスプレイはちさちゃんのために書いてると言っても過言じゃない。ゆっくりゆっくり、マイペースに更新頑張ります (2014年3月9日 19時) (レス) id: c0d4afd377 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - ★レーナへ★ ちさのコメントの返信の仕方と一緒にしてみた 笑 ちさとは、ちょっと違っていいね♪ 更新楽しみにしてるよ！ 頑張れ(*￣∇￣*) これからが萌えどころね 笑 (2014年3月7日 22時) (レス) id: cbe1855168 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - bathプレイが始まったと聞いてお邪魔しにきました。「妄想される分には構いません」とのことなので、好き勝手に妄想させていただきます 笑 ゆっくりゆっくり、マイペースに更新頑張ってね (2014年3月7日 22時) (レス) id: 16b32c65ba (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - 知架さん» そんなにお褒めの言葉を頂けるとは…。ありがとうございます！よろしければリクエスト等もしてくださいね。まだまだ書くのは先になってしまいますが笑 (2014年2月28日 20時) (レス) id: c0d4afd377 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レーナ | 作成日時：2013年9月30日 19時
