びたーすいーと(雅和) 2 ページ30
〜雅紀side〜
「ただいまー」
玄関からそう和の声が確かに聞こえた。
それなのにいつまで経っても和はリビングに姿を現さない。
何かあったのかと思って玄関を覗くと、大きな袋を抱えてヨロヨロと歩いている和がいた。
雅「ど、どうしたの？
その荷物」
和「バレンタインのお菓子、たくさんもらっちゃった♪」
雅「またこんなに貰えたの？
本当に和はモテるね〜」
和「雅にぃほどじゃないよー」
そう言いながら今にもスキップしだすんじゃないかっていうくらい上機嫌でお菓子を抱えて2階の自分の部屋に持っていく和。
雅「和、食べすぎたらダメだよ？
ちゃんと時間も考えて。
食べたら歯磨きも忘れずにするんだよ？」
和「もう…
そんなこと言われなくてもわかってるって。
雅にぃもう俺高校生だよ？」
雅「それならいいけど…
ご飯出来てるから早く降りてきてね」
……本当にわかってくれてるんならこんなこと言わないよ。
そう思ったけど、その言葉は言わないでおいた。
和は毎年この時期になると必ず虫歯作っちゃうんだから…
和…
兄ちゃんは和の歯が心配だよ。
今年もあんなにたくさんお菓子を貰っちゃって…
でもせっかく女の子が和のことを想って作ってくれたものを「貰うな」とも「食べるな」とも言えない。
俺が気をつけて見てあげれば大丈夫かな。
来週あたりに検診してあげよう。
最近ちゃんと診てあげてなかったし。
和は気分よく部屋で鼻歌なんか歌ってるけど、俺はため息しか出てこないよ。
俺は夜ご飯のミネストローネを温め直しながら大きなため息をついた。
和「お腹すいたー」
そう言って降りてきた和は冷蔵庫を開けた。
和「えっ！何これ？
おいしそう！」
和が見つけたのは俺が貰ったチョコレート。
和「食べていい？」
雅「そんなに可愛い顔したってだーめ。
和は自分のたくさんあるでしょ？」
和「でもこれ…RICDORでしょ？
こんな高級ショコラなんてなかなか食べられないよ〜。
ね？雅にぃいいでしょ？」
雅「RICDORのショコラが食べたいの？
それなら今度買ってあげるから。
これは俺が貰ったものだからダメだよ」
もちろん俺が貰ったチョコを和にあげるなんて嫌だった。
でもこれ以上和にショコラなんて食べさせられないのが一番の理由。
こんな高級ショコラ普段は買えないもん。
本当は和にも食べさせてあげたいんだよ。
でも今はあげられないよ。
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レーナ(プロフ) - 苺さん» さすがにこれ以上被せたらいけないからね笑 コラボってよりパクリになっちゃうから。ちゃんと萌えてくれてるかしら？ (2014年3月9日 19時) (
レス) id: c0d4afd377 (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - ちささん» あなたが一番バスプレイを妄想してると思うよ。私がバスプレイ書くって言った時もすごい興奮してたもんね笑 バスプレイはちさちゃんのために書いてると言っても過言じゃない。ゆっくりゆっくり、マイペースに更新頑張ります (2014年3月9日 19時) (レス) id: c0d4afd377 (このIDを非表示/違反報告)
苺(プロフ) - ★レーナへ★ ちさのコメントの返信の仕方と一緒にしてみた 笑 ちさとは、ちょっと違っていいね♪ 更新楽しみにしてるよ！ 頑張れ(*￣∇￣*) これからが萌えどころね 笑 (2014年3月7日 22時) (レス) id: cbe1855168 (このIDを非表示/違反報告)
ちさ(プロフ) - bathプレイが始まったと聞いてお邪魔しにきました。「妄想される分には構いません」とのことなので、好き勝手に妄想させていただきます 笑 ゆっくりゆっくり、マイペースに更新頑張ってね (2014年3月7日 22時) (レス) id: 16b32c65ba (このIDを非表示/違反報告)
レーナ(プロフ) - 知架さん» そんなにお褒めの言葉を頂けるとは…。ありがとうございます！よろしければリクエスト等もしてくださいね。まだまだ書くのは先になってしまいますが笑 (2014年2月28日 20時) (レス) id: c0d4afd377 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レーナ | 作成日時：2013年9月30日 19時
