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答えは? ページ1

JJ「子供が欲しくて結婚したいんじゃない。愛してるから、Aを愛してるから。

結婚しよう?結婚・・僕としてくれますか?」



Aは僕の言葉を、アクセサリーボックスの中の指輪を見つめながら黙って聞いていた


早く良い答えが欲しいけれど

焦らせることはしたくない


これからのAの人生を決める大事な決断

僕に自分とジフの人生を預けるのだから


愛する人をなくして、深い悲しみの中

必死にジフを育ててきた


まだ完全には癒えていないその悲しみを持ったまま

それでも、やっと僕に振り向いてくれたA


何度断られても、諦めない

これからもずっと彼女を見守っていくつもり



だから

せめて傍に


傍に、いさせてほしい



何も言わずにジュエリーボックスを見つめているA


また・・・困らせただけだったかな


僕は小さなため息をついて俯いた

すると


「おばさんに・・・謝らないとね」

JJ「えっ?」


突然そう言ったAは、顔をあげて笑った


「長男の孫の顔見せてあげられなくて、ごめんなさいって」

JJ「A・・それって・・」

「おじさんにも、ごめんなさいって・・言わなくちゃ」

JJ「じゃぁ、俺と結婚・・」

「うん。だって、もうそんな風に言ってくれる人・・この先いないもん」

JJ「Aっ」



僕に微笑んだAは

その瞳から、一筋の涙が光った


僕は嬉しくて彼女を強く胸に抱きしめた


信じられない

夢じゃないよな?


自分でも驚くほど、嬉しさでどんどん涙が溢れだす


JJ「フフッ・・夢じゃないよな?」

「ふふふっ(笑)じゃぁ、さっきのプロポーズは寝言だったの?」

JJ「っふ(笑)・・・Aっ・・」


いつか聞いたことのあるセリフだった

Aとの結婚をヒョンジュンから聞いた時に

Aから言われたと、嬉しそうにヒョンジュンが言っていた


あの時のお前の心境は

こんな感じだったんだな


ヒョンジュン

お前の愛した人

今度は俺が大切にするから


お前と同じように

一生をかけて



これからの強い決意を表すように

Aを抱きしめた腕に力が入る


「痛いよぉ〜ジェジュン」

JJ「ごっ!?ごめんっ」

「ふふっ(笑)」


慌てて離して覗き込んだその顔は

僕に向かって嬉しそうに微笑んでいた

やっと巡り会えた→



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Mimi(プロフ) - 久しぶりにまた読みました〜。やっぱり裕さんのお話はどれも素敵ですね^_^ (2016年10月24日 16時) (レス) id: 703b98c9ff (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みなさん» 大変お返事遅くなりまして申し訳ありません!最後まで読んでいただいてありがとうございますm(__)m (2014年3月22日 23時) (レス) id: 4f6d6a96a2 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございましたヽ(〃▽〃)/ (2013年11月29日 8時) (レス) id: d4d0199cea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かのかさん» ありがとうございます(^^)/子持ちって、感情移入しにくいかなぁ~?なんて心配でした(^_^)さかも、設定は除隊後だからアラフォー(笑)楽しんでもらえて良かったです(^o^) (2013年7月26日 23時) (レス) id: 9a1a51c3e8 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - んー。良かった♪しみじみ…良かった…幸せになるね?裕さん…有り難うございます。 (2013年7月26日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2013年7月20日 16時

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