My Dear ページ5
「ごめんね?ジェジュン」
すまなそうに僕に謝るAを僕はぎゅっと抱きしめた
JJ「ホントに?本当に俺・・父親になるのか?」
「本当よ。順調だって」
JJ「ありがとう・・A。ありがとう」
「私も、ありがとう。あなたの子供を産ませてくれて」
JJ「Aっ・・」
こんな感情初めてだった
愛する妻のお腹に宿った、僕の子供
そう考えると、今まで以上にAが愛おしかった
僕はゆっくりとAの顔を覗き込むと
その愛おしい唇に、そっとキスをした
JJ「大事にする。今まで以上に」
「ジェジュン・・」
幸せを噛みしめている僕らの横で
ジフ「ちゅぅ〜♪うふふ(笑)」
口に両手をあててクスクスと笑っているジフ
JJ「ジフにもちゅ〜♪」
ジフ「きゃははっ!!やぁ〜」
僕のキスを逃げるジフを追いながら、思った
ジフもこんな風に皆に喜ばれて産まれたんだ
小さな命を、何が何でも守らなければ
親になるという責任を、ひしひしと感じていた
〜5か月後〜
ジフ「おまめ〜?お〜いっ!」
「今は寝てるのかもね(笑)」
8か月になったAのお腹は大きくなり
胎動も一緒に感じることが出来るようになった
リビングでソファーに座ってAのお腹に喋りかける僕とジフ
ジフと僕の間にAが座るというこの形は
今はもう定番になっていた
JJ「アッパですよぉ〜?おーいっ!」
ジフ「ジェジェが言っても動かないねぇ?」
ジフの小さな手と僕の手がAのお腹を優しく撫でる
夕暮れの、オレンジ色の部屋
こんな何気ない時間がとても幸せに感じる
ジフ「オンマぁ〜?おまめはいつ産まれるのぉ〜?」
「あと2か月かなぁ〜」
ジフ「僕っ、強いお兄ちゃんになるんだぁ〜♪」
JJ「優しいお兄ちゃんじゃなくて?」
ジフ「だって、妹を僕が守ってあげなくちゃいけないでしょぉ?だから強いお兄ちゃんになるのっ〜」
「お兄ちゃんは凄いねぇ〜♪」
ジフ「えへへ//」
JJ「やっぱり、優しいな。ジフは」
ジフ「だからっ!強いお兄ちゃんなんだよぉーっ!」
JJ「あっは(笑)そうだったな、強いお兄ちゃんだったよなぁ〜」
ジフ「うんっ!」
「ふふっ(笑)」
僕があの幼い日にAを助けたように
ジフも妹を守って行くのかな?
不思議だな、A
Aと出会って、こうして家族が増えて
あの日の僕の誓いは、今こうして形になっている
ありがとう・・
愛してるよ、A
fin
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Mimi(プロフ) - 久しぶりにまた読みました〜。やっぱり裕さんのお話はどれも素敵ですね^_^ (2016年10月24日 16時) (レス) id: 703b98c9ff (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みなさん» 大変お返事遅くなりまして申し訳ありません!最後まで読んでいただいてありがとうございますm(__)m (2014年3月22日 23時) (レス) id: 4f6d6a96a2 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございましたヽ(〃▽〃)/ (2013年11月29日 8時) (レス) id: d4d0199cea (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - かのかさん» ありがとうございます(^^)/子持ちって、感情移入しにくいかなぁ~?なんて心配でした(^_^)さかも、設定は除隊後だからアラフォー(笑)楽しんでもらえて良かったです(^o^) (2013年7月26日 23時) (レス) id: 9a1a51c3e8 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - んー。良かった♪しみじみ…良かった…幸せになるね?裕さん…有り難うございます。 (2013年7月26日 22時) (レス) id: 071643b309 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕 | 作成日時:2013年7月20日 16時