【文スト】好きですが 好きですか？

うー、夢遊病なのかな ページ34

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二日酔いを気合いでなんとかした後、書類を放置して、姐様の元へ


また着せ替え人形の様な扱いを受けながら、今朝のことについて語ります。







『＿_____それで、マイダーリンの作ってくれた卵雑炊が凄く美味しかったんですよ！』



「其れは良いのう。所で、中也の気持ちを聞いたのかえ？」



『………あッ』









やばいですね、すっかり失念してました。

中也の気持ちを聞き出すという、本来の目的が
達成出来てないじゃないですか……


雑炊について熱く語っている場合じゃありませんでしたよ。









「……誠に、仕方のない娘じゃ。
嫌いな酒を呑んだ所為じゃろうが。」



『うう……面目ないです。
でも、お酒飲んだ記憶なんて無いんですけど。』









お酒を飲んだ記憶も、中也のベッドに潜り込んだ記憶どころか部屋に入った記憶も、一切無いんですよね。


けれど、目覚めたらダーリンのベッドに寝てましたし、実際に二日酔いでした。

中也も、私が酒飲んでぶっ倒れたって言ってましたしね。





本当に謎ですよ、ミステリーです。

……私、もしかしたら夢遊病なのかな……









「ふむ……此れは中也を問い詰める必要が有り
そうじゃのう。」



『ん？姐様、今何か言いました？』



「否、何も言うておらぬぞ？聞き間違いじゃ。」

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