ストねこ

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「はぁもう。不条理だ」

樹「ははっ！！お前のその行動自体が不条理だよ笑」

「笑、言えてる」





「まぁでもさ、１つ言えるのはね」

樹「なに？」

「人って本気になると凄いってことだよ」

樹「は？笑」

「だってさ、今まではマジで誰も見つけてくれなくて。ずっーとあたしも待っててさ、樹がね最後にいつも迎え来てくれてたじゃん？」

樹「そぉだな」

「でも最近ねそれじゃマズイと思ったのか、スケジュールとか時間的にも切羽詰まって、もぉ本当にヤバいぞ！って」

樹「うん笑」

「総動員でガチになるんだろうね。もう全力で放浪阻止。そしてマジで見つかるのが速い。」

樹「ははっ！笑。もぉ必死なんだよマネージャーもスタッフもみんな」

「迎えにくるのが樹じゃないってのが増えたよね」

樹「そーだな。
いやでもさ、たまにね連絡くんのよ。しまちゃんから」

「あ、くるの？」

樹「くるのよ。またやられました！心当たりないですか⁈って笑笑」

「ははっ！え、そうなの⁈ なぁんだ結局樹じゃん笑」

樹「そうだよ！まぁちゃんとねマネージャーさんとかが頑張ってね、探してくれるときもあるけど。それでも見つからないぞっ、時間ないぞって時だろうね」

「あーなるほど」

樹「感謝しろよ⁈ お前もっ！マネージャーもっ！！」

「笑、あーとぉー」

樹「あ？」

「ありがとうございますぅ笑」

「「笑笑」」







樹「まぁでも実際さ、お前なんていうの？行く場所が限られてきてるよね」

「あぁやっぱり？」

樹「おん、なんか前より放浪先が固定化してるべ。だから見つかるんだよ」

「そうなんだよねー。もうここら辺じゃ放浪しつくしたのよ。」

樹「そりゃこんな毎日のようにしてたらな」

「新しいとこ見つけたい。…ってことで、今から行っていい？」

樹「いやいやダメだって」

「行っていいよね？残りの時間はあのぉあの人、お菊がするって。」

樹「お菊しないから！笑。だーめだって！座れ！立つなっ！！着席！！！」


「「笑笑」」








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