ストねこ3

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「樹すぐ来て、玲緒が事故った」




事務所から連絡が来て指定された病院へすぐに行った




事故った、

それは他の人から巻き込まれた事故なのか、
それとも玲緒の不注意による事故なのか、

全然分からなくてただ急いで向かった









ICUで寝ている玲緒の姿を見たとき言葉を失った


口から出る管は呼吸器に繋がれ、両手にも点滴
身体中巻かれた包帯
ベッドの周りには幾つもの医療機器


話を聞いたらブレーキをかける様子もなく
ただ真っ直ぐ真っ直ぐに道路に佇む柱に向かったと







玲緒は生かされていた


今も、今までも、 生かされていた










「何やってんだ、俺は。」









事故の数日後、病室にバカレア組みんな揃ったけれど誰も何も話すことはなく解散となった


玲緒も全てのことを拒むように、ただずっと眠っていた







それから幾らか経った日
なぜかバカレア組でカレンダーの撮影があって

「また7人でやりたいと思わない？」

そんな高地伝いでのジェシーからの言葉

それからは早かった
ジャニーさんにみんなで直談判しに行ってSixTONESの結成


「six」という字や、散々デビューに近いと言われ続けて叶わなかった俺たち。
そして、それが玲緒を追い詰めてしまったことに対するトラウマ。

SixTONESを結成したものの不安だった。
言葉にしてないだけで6人みんなが何かを思ってギクシャクしていた






玲緒が起きた、そう聞いて
6人みんなで揃って病院に行き玲緒を前にした時、何を言えばいいのか分からなかった



「俺らSixTONESになった。玲緒もだからね。」



いや開口一番それかよ！


そう思ったけど、今までの不安とかちょっと吹き飛んだ
SixTONESの名前がなんだ、デビューがなんだ、
俺たちは玲緒も入れて7人でSixTONES

「少し待ってほしい」玲緒からのの返答は正直いまいちだったけど、病室を出てからみんなでつい笑ってしまった




「ジェシーいきなりすぎだろ⁈笑」

「えー⁈笑笑」

「見た？アイツの顔」

「見た見た。笑」

「は？、って言ったよな笑」

「言ってた笑」

「でもよかったちゃんと話せて」

「そうだな、」

「守ろうな俺たちで」

「おう、7人でSixTONES」

「やってやろうな」








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