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【気まぐれ短編】（如月 千夜） ページ25

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すとーんず
すとーんず
すとーんず

沢山の声が彼らを呼んでる
気持ちも最高潮でとてもいい顔をしてる

「行ってらっしゃい」

その背中を1人1人押していく、6回



またステージに立った彼らはとても輝いていた






彼らに初めて会ったのはドラマの撮影でだった
今までにないくらい楽しくて楽しくて
クランクアップの日なんてなぜかみんなで泣いた



「Youは特別なんだよ」

HONEYから外されて、ジャニーさんに言われた言葉

それからソロで活動する日々
honeyのメンバーからの冷ややかな目
どうして、デビューしたんじゃん
あたしは1人、置いてかれてるのに。
意味がわからなかった



「如月には期待してるんだ。」

ジャニーさんだけでない
みんなに言われ続けて、だから頑張った
ドラマに映画、歌番組、ソロステージ

けどHONEYにもSixTONESにもなれなくて

あたしはみんなとやりたい
どんなに頑張っても横にも前にも後ろにも
一緒に楽しめる人はいない
あたしに何を求めてるの


1人走らせたバイク
まっすぐまっすぐ走らせて
ちょっと少しだけ休みたいな

気づいたら真っ白い天井の下で寝ていた









__長い旅の途中僕らは
　いつも迷いながら歩いてくんだ


この曲はあたしが書いた
沢山迷惑かけて
でもずっと一緒にいてくれて
そんな彼らを精一杯に記した


__時に誰かに助けてもらったり
　時に誰かと ぐっとひかれ合ったり
　踏み出す度にまだ見ぬ世界が 僕を待ってんだ





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