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12月31日。大晦日。
「今年もおつかれー!」
「かんぱーい!!」
バレーのメンバーで集まって忘年会。
一次会の居酒屋行き、二次会はいつもの飲み屋。
今年1年はこのメンバーといる事が多かった。
飲んでばっかりだったけど、楽しかったなぁ。
「はるな、彼氏とどう?」
「えー、見る?笑」
彼氏と順調なはるながみんなに動画を見せてきた。
すっごいラブラブなやつ(笑)
「えーやば!」
「ちゅーした!」
「うわぁ、いいなぁぁ」
みんなそれぞれ羨ましがってる。
はるな以外にも、今年彼氏ができた人が多い。
えりちゃんは、同じバレーメンバーのゆうくんと付き合い始めたし。
みんな幸せそう。いいなぁ。
「Aちゃんは?いないの?」
「連絡とってる人はいるけど…」
「えー!どんな人?」
「3つ上の公務員」
「え!いいじゃん!」
「公務員なら安定だし!」
「顔は?イケメン?」
「イケメンじゃないよ、普通の人」
「まぁでも普通が1番だよね」
「イケメンなら心配だもん」
そのあとみんなで理想の結婚相手について話し合ってた。
トイレに行き、出てきたところで若い集団が入ってきた。
男女6人くらい?20歳そこそこかなぁ。
普通に通り過ぎようとした時。
「Aさん…」
名前を呼ばれ、振り向くと
宮近くんがいた。
「あ、宮近くん」
「久しぶり」
「久しぶりだね」
「顕嵐もいるよ」
「顕嵐くんだ」
「Aさん、どーも」
久しぶりの宮近くんと話してると
隣にいる女の子の視線が痛い…。
…もしかして彼女?
「じゃあ、行くね」
なんかその場に居づらくなって、すぐ席に戻った。
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作者名:みい | 作成日時:2021年3月21日 17時