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歓迎会も終わり、各々2次会へ向かうことになった。

「A〜2次会いく?」
「明日実家に帰らなきゃいけないから今日はやめとく」
「そっか、じゃあ俺もいかない」
「行かないの?」
「だってAいないとつまんないもーん」

中村くん少し顔が赤い。酔ってる?

「Aんちで2次会する?」
「しません」
「えーケチ」
「もう帰ろ?」
「っか、寒くね?」

そう言って中村くんが私の手を取り、自分のコートのポケットの中に入れた。

「は!やめ!」
「あったけぇ〜」
「ちょっと、離して!みんないるから!」
「誰も俺らのことなんか見てねぇよ」

いやたしかにそうかもしれないけど!
一応まだ近くに人いるし!

酔ってるくせに中村くんの力が強すぎて全然離れない。

「海人〜!」
「ん?」
「呼ばれてるよ、早く行ってきな」

中村くんを呼んでくれた誰かのおかげでやっと解放された。


そのまま中村くんを待っていると、松村さんが隣に来た。

「2次会行かないんですか?」
「うん、明日用事あって。ごめんね」
「全然大丈夫です。中村さんと帰るんですか?」
「多分そうかな」


「へぇー、、、お2人仲良いんですね」


いつもと違う、抑揚のない声に違和感を感じて隣を見ると、


さっきまでの笑顔が剥がれ落ち、真顔で少し離れた所にいる中村くんを見つめる松村さんがいた。

え………?


「私には仲の良い同期なんていないので羨ましいです」
「……」
「じゃあ、2次会行ってきます!お疲れ様でした〜」

そう言って、いつもの笑顔で去っていった松村さん。


え、今のなに?

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aya(プロフ) - 好きなお話で更新停止してあるの残念ですね(;_;) (4月20日 21時) (レス) @page22 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
- すごく素敵な作品!続きが楽しみです。 (12月13日 21時) (レス) @page22 id: 755d9d9841 (このIDを非表示/違反報告)
- このお話が凄い好きです。更新待ってます!! (7月5日 23時) (レス) @page22 id: 8941b71605 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みい | 作成日時:2022年3月12日 1時

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