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「あー気持ちわる」
「A大丈夫?」

みんなで集まると高校の時に戻ったみたいで楽しくて、
飲みすぎちゃったかも。

「はい、水」
「ありがとう…」

隣にいる拓也を見ると、困ったように笑ってる。
高校の時にもよく見たこの顔。

「ごめんね、拓也」
「ん?」
「私、拓也に迷惑かけてばっかり」
「どうしたんだよ急に」
「高校の時も大人になってからも迷惑かけてる…」
「気にすんな。Aのこと迷惑なんて思ったことないから」

そう言って笑う拓也。
拓也優しいなぁ…いい旦那さんになりそう。


3時間くらいで飲み会は終わった。

「また飲もー!」
「連絡するね!」

みんなと別れ、佑美と一緒に帰ろうとすると、
逆方面のはずの拓也も着いてきた。

「あれ?拓也こっちだっけ」
「いや」
「なんで?」
「送ってくよ」
「え?」
「女の子だけじゃ危ないからさ。一応ね」
「え!やさし〜!なんで彼女出来ないんだろう」
「お前うるせぇよ」
拓也が佑美の頭を叩く。
幼稚園の時からの幼馴染の2人。なんだかんだ仲良いんだよね。

「特にこいつは危なっかしい」
「え?大丈夫だって」
「フラフラしてんじゃん」
「大丈夫だ……っわ、」

危うく転びそうになったとこを拓也が支えてくれた。

「ほら」
「…ごめんなさい」
「拓也、手繋いであげた方がいいんじゃない?笑」
「だな」

そして拓也が本当に手を繋いできた。

「え?なにやってんの?」
「これでもう転んでも大丈夫」
「私も右手繋いであげる」

いい大人が3人で手を繋いでる状況。
なにこれ?

なんだかおかしくて3人で思わず吹き出した。

「なんか…お母さんとお父さんみたい」

ポロッと言った私のその言葉に、
拓也はまた困ったように笑っていた。

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aya(プロフ) - 好きなお話で更新停止してあるの残念ですね(;_;) (4月20日 21時) (レス) @page22 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
- すごく素敵な作品!続きが楽しみです。 (12月13日 21時) (レス) @page22 id: 755d9d9841 (このIDを非表示/違反報告)
- このお話が凄い好きです。更新待ってます!! (7月5日 23時) (レス) @page22 id: 8941b71605 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みい | 作成日時:2022年3月12日 1時

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