Confusion 2 (ページ14)

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「お邪魔します」
「どうぞ〜」
「Aちゃんごめんね、来ちゃって」
「全然ですよ！」

週末、七五三掛さんと松倉くんと中村くんがうちに来た。

最初2人がうちに来たいって話になって、
でも中村くんが
「Aん家に行くのは俺だけでいい」
とか言って嫌がってたんだけど、
結局3人でうちに来るってことで話はまとまった。

「ケーキ買ってきたよ」
「え！嬉しい！しかも有名なとこのじゃないですか！」
「Aちゃんモンブラン好きだよね？」
「大好きです！」
「Aちゃんに食べてもらいたいなって思って」
「ありがとうございます」
「あとでみんなで食べよ」

さすが七五三掛さんわかってる！
食べるの楽しみだな〜

わくわくしながらケーキを冷蔵庫に入れて、料理を準備する。

今日は私1人で用意したからそんなに品数はないし、
2人には悪いけどこの前より簡単なものになっちゃった。

「Aちゃんうまいよ！」
「松倉くんほんと？」
「まじ最高！」
「よかった〜」
「あんなに小さかったAちゃんがこんな美味しい料理作るようになるなんてね」

七五三掛さんが優しい表情でそう言った。

「2人って昔から知り合いなんでしたっけ？」
「そう、私の姉ちゃんが七五三掛さんと同級生なの」
「昔はよく家行ってたよね」
「へぇーそうなんですね」
「Aちゃん可愛かったなぁ」

そこから私と七五三掛さんの昔の思い出話になった。