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私たち3人はずっと一緒だった。
海斗はちっちゃくて泣き虫。
海人は甘えん坊で女の子みたい。
親同士も知り合いで、2人がうちにご飯を食べに来ることもよくあった。
小学校の頃は毎日一緒に学校に通ってた。
中学校からは部活が始まったから
前より一緒にいることは少なくなったけど
お互いの家に遊びに行ったりしてた。
「どっちと付き合ってるの?」
よく、そう聞かれた。
でもその時は他に気になる男子もいたし、海斗たちのことをそういう風に考えたこともなかったし、そんなのありえない、そう思ってた。
高校生になってから、2人は急にモテだした。
最初はなんで?って思ってたけど、
周りにちやほやされる2人を見てると、今までと違ってなんだかキラキラ見えて…
その時、自分の気持ちにやっと気付いたんだ。
海人がかっこいいとか言われてても、なんとも思わなかったのに
海斗がかっこいいとかかわいいとか言われたり、
知らない女の子と喋ってるのを見てるだけで
…嫌だな…私の海斗なのに
そう思うようになった。
私、海斗のことずっと好きだったんだ。
その時、やっと気付いた。
でも、海人は私よりも前に私の気持ちに気付いてたみたい。
高1のとき私は5組で、2人は3組だった。
クラス内でも海斗たちは人気で、2組の松倉と合わせてトリプルカイトなんて呼ばれてた。
海斗の隣の席のまなみちゃんって子。
その子が海斗のことを好きらしい。
私は海斗のことを好きなんて一言も言ってないのに、
海人は私に毎回情報をくれた。
「なんか協力してくれとか言われて…」
「えっそうなの?」
「うん。そのまなみちゃんの友達のゆかちゃんって子に。この子が海斗のこと好きだから協力してって」
「へぇ……」
その頃、海斗たちとその子たちは席が近くて、4人で話すことも多かったんだって。
「…それで、なんて答えたの?」
「俺が協力したところで海斗の気持ちは変わんないよ。自力で頑張れって」
「冷たいなぁ」
「え、なに、協力してあげてよかったの?」
「それは絶対ヤダ」
「ふは(笑)わかってるよ」
ふぅ…よかった。
「俺はいつでもAの味方だからね」
「…ありがとう」
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みい(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです(;_;)完結までどうぞよろしくお願い致します! (2021年3月28日 16時) (レス) id: 8148b9aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 年下の男の子も大好きで新作を出されたと見てすぐに飛んできました!!どちらもめちゃくちゃキュンキュンします。。お話楽しみにしております! (2021年3月27日 22時) (レス) id: 962a0f2106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みい | 作成日時:2021年3月27日 18時