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「A、本当にごめん」
「本当はこんなことするつもりじゃなかった。ずっと間違ってたんだ」
「怖い思いさせてごめん」
違う……私だって。
今まで何も知らずに海斗のことたくさん相談してた。
たくさん協力してもらっていた。
たくさん、傷付けた。
あのとき私が最初から拒んでいれば…
今までどんな気持ちだったの？
海人のことを考えると心が痛い。
「海人、ごめんね…私自分のことばっか考えてた…気付けなかった」
「Aは何にも悪くないよ」
「でも…」
「俺は大丈夫だから」
そう言って、優しく笑う海人。
「俺はAが好き。もう好きを通り越して、家族みたいなものだよ」
「海斗のことも同じくらい大好きだし、海斗と一緒にいる時のAが好きなんだ」
「海斗のこと相談してくれるのも、この役目は俺しかいないって思って嬉しかった」
「ずっと、2人が上手く行けばいいと思ってた」
「海斗なら、俺よりもAのこと幸せにしてくれるだろうし、ずっと3人で一緒にいられると思った」
「海斗の隣にいる時の、Aの最高に可愛い顔を1番近くで見れるのは俺だから」
ゆっくりと話す海人の言葉が、心の奥に響く。
「Aが幸せでいてくれればそれでいい」
「…じゃあ、海人の幸せは？」
「Aが幸せなら俺も幸せだよ」
私たちの仲なんて、誰かが壊そうと思えばすぐに壊れてしまう。
私は、いつも海人に守られていた。
海人の愛は普通より少し重いかもしれないけれど、
それ以上に暖かく優しく包んでくれていた。
私が今でも海斗のことを好きでいられるのも、3人が仲良くいられるのも、全部海人のおかげなんだ。
「俺はずっとAと幼馴染でいたい。いてくれる？」
「いいの…？」
「もちろん。俺の事なんて気にしないで今まで通り普通にしててよ」
「うん」
「海斗に変に思われたくないし。2人だけの秘密ね？」
「わかった」
「俺は一生Aの味方だし、ずっと応援してるからね」
そう言って、また優しく笑った。
海人、ごめんね。ありがとう。
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みい(プロフ) - みくさん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです(;_;)完結までどうぞよろしくお願い致します！ (2021年3月28日 16時) (
レス) id: 8148b9aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 年下の男の子も大好きで新作を出されたと見てすぐに飛んできました！！どちらもめちゃくちゃキュンキュンします。。お話楽しみにしております！ (2021年3月27日 22時) (レス) id: 962a0f2106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みい | 作成日時：2021年3月27日 18時
