ミーハー女子、ヒロインの座を奪いました。

バレンタイン企画!番外編 ページ12

バレンタインなんで、番外編でもと…
本編まったく関係ないですｗ
なんでみおりちゃぁん←と九條ちゃんｷｬﾋﾟｯも仲がいいです((
それと、ギャグになりきれていないギャグまじってます。なのに急にシリアルもまざりまふ

では(白目)

ーーーーーーーーーーーーー

*



今日はバレンタインデー。


そう、バレンタイン



この日のために、料理の上手な愛坂ちゃんにさつきと一緒にお菓子作りを学んでいたのだ。

徹に、渡すため




アァァァ!!考えるとちょーはずかしい



やばいやばい、あばばばば



取り合えず落ち着こう。



すっすっはー



まぁ、それは置いておくとして(何をだ)



今私は、徹の家の前にいる。


今日は土曜日で、昨日学校が終わった瞬間家族で宮城に遊びにきた。

それで、今日チ…チヨッチョコを渡そうと徹の家に来たのだ。





インターホンを押そうとするけれど、押してしまったら徹に会うと言う恥ずかしさからなかなか押せない。


そんなことを繰り返しながら二時間がたった。

烏の鳴き声が聞こえ、夕焼けも見え始めていた。




あぁ、私なにしてんだ。


折角親に無理行って宮城に戻ってきたのに、結局渡せないのかな。



コンクリートに映る自分の影を睨みつけながら、泣きそうな気持ちになった。




「あれ、(人1)?」



え、?


聞こえた声は確かに君で、下を向いていた顔をドッとあげてしまった。



「徹…?」


「そうだけど、なにしてんの、」


クスッと笑う君は、夕暮れに照らされていて、とても綺麗だった。



「宮城に遊びに来たから、今日バレンタインだし折角だから徹にチョコあげようかなって……」



君に見惚れていることを悟られないように、精一杯の笑顔を保つ




「あ、義理だからね。勘違いすんなばーかばーか」




下を出して、あっかんべーをした後、チョコの入った紙袋を乱暴に渡す。



なんて、



ほんとは本命だけどね。



このことは私だけの秘密


酷いー！と喚いている徹を横目で見ながら考える。




君はどうせ、みおりちゃんからもらいたいなぁとか考えているんだろうな。




「ぎゃーぎゃー五月蝿い君に朗報です」



へ？なんて言って、間抜けな顔をしている君が面白くて、




「みおりちゃんからチョコ預かってまーす」



「……うぇぇぇぇ！！！」



うそ！うそ？と叫んでいる徹の前に薄いピンクのかわいらしい紙袋を出す。


「よかったね、」

彼の笑顔が私は好きだ。




私はちゃんと、笑えているだろうか。

奪いました。→←奪いました。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す