同居生活。

# 18 ページ18

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と、いきなりにやにやし出す目の前の生意気少年。



「 何よ、ほんとに追い出されたい? 」

『 初めて呼んだね、俺の名前 』




そうだっけ。考えてみれば確かに、頭の中では呼んでいても

直接話す時は、あんたとかこいつだったかも。

そんなに意識したことなかったな。




『 これからもそうやって呼んでよ。ユジンって 』

「 うん、別にいいけど 」

『 珍しく素直じゃん、A 』

「 !?!? 」




突然呼び捨てされたもんだから、思わずむせそうになる。

そういえば、叔母さんから聞いて私の名前を知ってるとか

言ってたっけ。



『 何、呼び捨てされてドキドキした? 』

「 別にそういうのじゃないし、! 」

『 ふーん、顔赤いけど 』




自分でも顔が熱くなっているのがわかって嫌になる。

両手で頬を隠してみるけど、きっと耳まで真っ赤だから

意味はないだろう。




『 ふ、かわいーね 』

「 え? 」

『 あ、何もない 』




ぼそっと呟かれた言葉を誤魔化すユジンだけど、

しっかり聞いてしまった私は、うるさくなった心臓の音を鎮めるのに必死だった。


昨日から、なんでこいつにドキドキさせられっぱなしなんだろう?





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