無効化少女 (ページ50)

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第五十話ページ50

「16…17…18……
両足重症の彼を除いて……ほぼ全員無事か」

刑事さん達があわただしく動き回る中
一旦教室に戻るよう刑言われたけど…出久達が気になるけど、流石に今保健室に行けないよな…

「おい」

『へ、あ。勝己、どしたの？』

「てめぇ、保健室いってこい」

『…え、は。なんで。』

「は？てめェ気付いてねえんか。足」

『足？…あ。』

勝己に言われ足を見ると血が思ったよりも流れてた
いつ怪我したんだろ…

てか気付かなかった。

『その、ありがとね。勝己』

「うっせえ」

そっぽ向いてそのまま教室に向かっていった

ボクは飽きれながらもその様子を見届けてから刑事さんと先生に事情を話し保健室に向かう

保健室に入るとオールマイトと出久が包帯巻きにされベットに横たわっていた

『二人とも、大丈夫…？』

「朱莉ちゃん⁉なんでここに、怪我でも…」

『ちょっとしたかすり傷だと思うけどね…念のためにって。』

「そっか…」

そんなやり取りをしながらリカバリーガールの手当てを受ける。
ただし個性は効かないので個性を使わない手当てだけど…

すると一緒に来ていた刑事さんとオールマイトが話し始めた

「早速で悪いがオールマイト。敵について詳しく……」

「待った。待ってくれ。それより…生徒は皆、無事か⁉
相澤…イレイザーヘッドと13号は⁉」

必死の形相で刑事さんに問い詰めるオールマイト。
自分のことは二の次で他人の心配…か。出久と似てるなぁ

「……生徒はそこの彼以外で軽傷数名、彼女は足を怪我してたから念の為に保健室に。
教師二人もとりあえず命に別状なしだ。

三人のヒーローが身を挺していなければ、生徒らも無事じゃあいられなかったろうな」

「そうか…しかし一つ違うぜ、塚内くん
生徒らもまた戦い身を挺した‼

こんなにも早く実践を経験し生き残り大人の世界を恐怖を知った一年生など今まであっただろうか⁉

敵も馬鹿なことをした‼1-A(このクラス)は強いヒーローになるぞ！！

私はそう確信しているよ」

オールマイトは微笑み親指を立てボク達を見た

『その確信に応えられるようボク達も頑張りますよっと。ね、出久』

「う、うん！もちろんだよ！」