無効化少女 (ページ39)

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第三十九話ページ39

『あ、警察…帰っていくみたいですね。』

「ねー！びっくりしたよね！大丈夫？」

『ボクは大丈夫ですよ。』

波動先輩、全然動じなかった…すごいなぁ
さすがというかなんというか。

「あー！もう昼休み終わっちゃうね…また今度一緒に食べようね！」

『もちろんです！』

アクシデントであまり話せなかったなぁ…
でもまた次の約束できたしまあ上等上等。
天喰先輩とかとも話したかったんだけどなぁ

そんなことを思いながら教室に入り五限目が始まる

「ホラ、委員長始めて。」

ポニテちゃんが出久に話を振るがずっと緊張しっぱなしでガクブル状態の出久
･･･今更ながらやっぱり人選間違えたかも

「でっでは他の委員決めを執り行って参ります！
……けど、その前にいいですか！」

出久？どうしたんだろう

「委員長はやっぱり、飯田君が良いと…思います！
あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ。僕は…飯田君がやるのが正しい(・・・・)と思うよ」

あんな風にってどいういうことかわかんないけど…

まあ出久が言うならなんでもいいんじゃないかな

ボクは委員長決めの話題に興味が失せ机に突っ伏しながらさっきの昼休みのことを考える
あれボクの位置からしか見えなかったけど…
校門のゲートが塵みたいに崩れ壊れていた。

あんなの誰がどうやってなんのために…
学生のボクが考えたってしょうがないことだけと

『…なんか、嫌な予感する。』

当たらないといいけどなあ。