無効化少女 (ページ18)

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第十八話ページ18

…なんとか、会場につけた…
ほんとぎりぎりになっちゃった

『みんな、自信満々だな…』

つーか、試験会場どちゃくそでかいし広いな…ちっちゃい街じゃんこれ。
これ作るのどんだけ時間と費用が…あ、でも個性使えば問題ないのかな。

なんて軽く現実逃避みたいなことをしていたら突如

「ハイスタートー！」

と、声が聞こえた。

「どうしたあ！？実践じゃカウントなんざねぇんだよ！！走れ走れぇ！！
賽は投げられてんぞ‼⁉」

『まじか…』

周りに流される形でボクも走り出す

とりあえずロボを探さなきゃ
索敵なら、高い所から見た方がいいよな

『っよ、っと。』

３Pがあそこに2体、２Pが近くにいなくて、１Pが1体か…

取られる前に行かなきゃ。

三階建ての屋上から飛び降りて目標の真上を取る

「ﾋﾞﾋﾞｯ、標的補足！！殺ス！！」

『真上でも補足されんのねっっと』

ロボの攻撃を間一髪で避け、赤く光ってるところ目掛け銃弾を撃ち込む
命中したロボは破壊し、爆風に少し煽られる

『っ、あぶなっ』

破壊したロボの破片が当たりかけた…
受け身を取り、無事着地してまた走り出す。

でもよかった、見立ては当たってたみたい。ワンパンで倒れた
それに思ってたより脆かったし。

この調子なら大丈夫そうだな
ボクは当初予定してた通りヒット＆アウェイでロボを倒していく

残り五分のアナウンスが流れ、ボクは一旦足を止め少し考える

現ポイントは25P…
あの赤く光ってる範囲も広いから動きながらでも狙いやすい

この後もポイントを稼ぐとなると精密さを捨てて機動力に力を入れて狙った方がいいな…

ボクはホルスターに仕舞っておいたもう一丁の銃を握りしめ、また市街地を走り始める