無効化少女 (ページ12)

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第十二話ページ12

「これは…」

『身体能力で叶わないなら武器を使えばいい、と思って今も練習中なんですけどどうですか？』

流石のオールマイトもボクが差し出した物を見てびっくりしたようだ

まあ、当然か。
海外ならともかくここは日本。しかもボクは中学生
そんな子供がエアガンなんて持ってたら驚くよね。

「これ日本じゃなかなか手に入らないと思うんだが何故持っているんだい？」

『ああ、ボクの親からですよ。』

両親変なところで過保護で護身用にってことで持たされてるけど
その両親は現在も世界各国を飛び回ってる
こんなん持たすぐらいなら帰って来ればいいのにとか思ったり思わなかったり

前に軽く聞いたらサポートアイテムを作ってるとかなんとか言ってたけどそれ飛び回る必要はあるのかと思ったけどまあそこまで興味ないのでまあ、放置してる

『まあ、そんな感じなんですけどどうでしょうか？』

「そうだね…今日中に君専用のプランを考えて明日にでも渡そう！
明日また同じ時間にここに来てもらえるかい？」

『わかりました。…あ、一回帰らないと学校始まる…』

「むっ、もうそんな時間か…緑谷少年！」

オールマイトは出久を呼びに行ってしまいボクはその場に残されこれからの方針がとりあえず決まりボクは意気込んでるところでふと、勝己の顔が脳裏にちらついた

偶然とはいえオールマイトに鍛えてもらうことになったボク達だけど勝己の事考えるとちょっとだけ罪悪感がわく。

…まあ、運も実力のうちってことにしとこう