狐、オメガです【呪術廻戦】

Ωの狐が35匹 ページ43

『…久しぶりに着たけど、合ってるよな？』


五「うん、いいね。似合ってる」


似合ってるか聞いたのではないのだが…
まぁ、着方は間違っていなさそうだ

軽く準備運動をし、体を慣らす


五「え、ちょっと待って」

『…？』



悟ははいきなり神妙な顔をしてストップをかける
まだ攻撃はしていないし、動き出してすらいない
任務でも入ったのだろうか、と悟を見ると俺の方…細かく言うと俺の足元を指さす


五「道場着にトレンカって…えっちすぎない？」





『……あ"？』


驚きのあまりドスの効いた声が出てしまった
いや、しょうがないだろう
こっちはもう体慣らしたらすぐにでも攻撃しようと心構えしてたのに、言われた言葉があんなのじゃ



『トレンカなんてほぼ制服だろ、見慣れてないっけ…』


五「いやいつも靴で隠れてるし、僕寮の方は君たちほど行かないから」


虎杖や棘先輩も履いてるの見たけどなー
そんなに騒ぐものだろうか





『見惚れてると、昂っちゃうなぁ…』


ペロリと唇を舐めると悟も笑みを浮かべる
やっとやる気になったようだ



『目を離してくれるなよ、ダーリン？』




そう言って悟との距離を一気に詰めた



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『あ"ー！勝てない！！』


五「まだまだだねぇ…」


体は床に転がり、目潰し直前の状態でそう言われる
こうなると降参だ


五「うん、…体術は偏りあるけどまぁいいんじゃない？体の使い方も問題無し」


『偏り…』


五「自分でわかってるでしょ、Aは蹴りは得意でも、殴るのはダメだよね。上手く力入ってないよ」


痛いところを突かれ、うぐ、と声が出る
分かってはいるのだが苦手意識がある
また虎杖にでも教えて貰うか



『まぁ、そこはオマケだから。本題だけど、俺的には動きにそこまで問題は無いと思ったけど…どう？』


五「動きは良いと思うよ。ただ高く蹴りあげた時とかに隙間から見えてたよ」




『み、え…』


見えていた
見えていた？まさか足見えてたのか！？
あの一瞬で！？


五「いやー、トレンカの時点で目で追っちゃうし道場着でも頑張れば見えるもんだね」



『〜〜〜っ！』


口がはくはくと動くが言葉が出てこない
顔が熱くなる






五「僕的には和服そんなに推すなら今の制服に羽織だけ付けるのをオススメするけど？」

『…はい』


五「よし、じゃあ僕が羽織選んであげるから待っててね」


あ、悟が選ぶのか
……待てよ？



『高いのはやめろよ！？』

五「はははっ」

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