狐が5匹 ページ6
No side
『その傷(痛み)、頂戴』
そう言ってAは高くない身長を少しでも伏黒に近づけるために背伸びをし、伏黒の制服の襟を掴み寄せて
伏「ちょっ…落ち着…んっ…」
一切の躊躇なくキスを落とした
虎「!?」
釘「うわ…」
突然の光景に虎杖は驚きを隠せず
釘崎はドン引きしている
五条はただ面白そうに見ているだけだ
伏「…っ、お前な!いつも場所を考えろと…『あはっ…』……はぁ…」
数秒後、口が離れると
Aの口から笑みがこぼれる
先程、虎杖に見せた笑顔とは違い、にんまりと、恍惚に笑ってみせる
『…うん、ほんとに治ってない、痛いね』
そう言ってAは自分の体をぎゅっと抱きしめる
体は震えているが、恐怖でも痛みに震えてるいる訳ではなかった
『気持ちいいねっ…』
それはただ快楽に震えているだけだ
頬を赤らめて、嬉しそうに笑う
_______________________
Aside
痛みが快楽に変わる
体の奥がゾクゾクしている
虎杖と釘崎はドン引きしてるし
伏黒は何故か、やっちまった感がすごい
悟は相変わらず、こちらを面白そうに見つめるだけだ
『んっ…。…はぁ…』
快楽を抑え込み
唾を飲み込む、ため息という名の息を吐く
五「まっ、さっき言ってたのはこゆこと」
釘「え、傷の移行ってあんなのする訳?絶対嫌なんだけど」
虎「…まぁ、人の趣味は人それぞれ、だよな」
伏「……」
まだ少し快楽が残る中、とりあえず冷静に考えて思ったこと
ここでの生活の平穏、終わった___
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虎「口だった?」
伏「…少し横」
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作者名:有無@気ままに更新 | 作成日時:2021年1月9日 21時