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狐、節分です2 ページ43

『はい、早く豆投げて』



そう言うと軽く飛んでくる豆
当たりはするものの痛くはない


これなら全力大丈夫そう




『いたっ…』


そんな呑気なことを思っていると少し強めの豆が当たる
誰だと豆が飛んできた方を見る
そこには真顔の悟が俺に向かって豆を投げている




『ちょっと待って、あの人怖い!無表情でちょっと強めに豆投げてくるんだけど!!』


こっちからしたらサイコパスじみてて怖い
文句を言うと悟は口元に笑みを浮かべた




五「豆を痛がる鬼って…なんか良いよね」


『ヒェッ…』



ゾゾっと寒気が走る



真「A!早く外行け!」



真希先輩の一言でバッと外へ逃げる
変な汗が背中を伝う



『はい!外出たから!福は内やって!』



その声で棘先輩は「こんぶー」と内に豆をまく
よし、これで最低限終わった



『変なスイッチ入らないでよ…』



五「ごめんごめん、なんか痛がってるの見たら興奮した」



釘「お前いい加減にしろよ」



棘先輩の後ろから悟を威嚇する
おい、なんだその顔、ニヤニヤすんな


『もう絶対この役回りしないから』



__________________
『Ωの方は恵方巻き食べる話だってさ』


『正直、あの世界線で恵方巻きって結構ヤバいと思うんだけど…』



五「こっちはギャグだけど、あっちはピンク系だから注意だよー」



『こっちの節分話は終わりなー、悟、余った豆食べに行こ』

狐が37匹→←狐、節分です1



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作者名:有無@気ままに更新 | 作成日時:2021年1月9日 21時

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